2014年4月12日土曜日

根管治療のSTEPと重要性の紹介


虫歯が進行して歯の神経まで侵されてしまった場合に行う治療が「根管治療」です。神経が侵された歯は、以前であれば抜歯するしかありませんでした。しかし、根管治療によって歯の根をしっかり治療することで抜歯せずに残すことができます。

根管治療のSTEP
1、虫歯に侵され死んでしまった象牙質や神経を、リーマーやファイルという器具を用いて除去し、根管内を清掃・消毒します。2、治療法や症例により、ガッタパーチャ(神経の代わりになる天然ゴム)や充填材を根管内に詰めていきます。3、詰め終わったら、最終的に被せ物をして治療は終了です。その後、数年にかけて経過観察を行っていきます。根管治療は根管長測定器や根管治療機器などの専門な歯科機器が必要です。

複雑な根管治療
根管の中の形状は、人それぞれの一本一本の歯によってまったく異なった形態でできています。曲がっていたり、枝分かれしていたり、とても複雑な構造になっているため、肉眼では到底確認することはできません。根管の形が複雑であるほど、治療の難易度も上がります。

根管治療と歯の寿命
「歯髄(神経や血管)が感染する=そのままでは歯が生きていられなくなる」ということなのです。根管治療は、すでに感染してしまった神経を除去し、残った歯髄を消毒・洗浄して歯髄が死んでしまうのを防ぎ、歯の寿命を取り戻す治療といえます。

0 件のコメント:

コメントを投稿