2017年7月15日土曜日

歯周病は、歯と歯ぐきの境に付着した歯垢中の歯周病菌が歯ぐきや骨を破壊し、最終的には歯が抜けてしまう病気です

むし歯と違って痛みなどの自覚症状がなく、一度に多数の歯に進行することが多く気づいた頃には歯がグラグラになり多数の歯を抜かなくてはいけないこともあります。また歯周病が進行すると肺炎、糖尿病、心筋梗塞などの全身疾患の引き金になるともいわれております。

実は、日本人が歯を失う原因の第1位に挙げられており、治療は早めが肝心です。またその一方で、歯周病は原因がはっきりしているため予防できる病気でもあります。歯周病で大切な歯を失ってしまわないよう、早期治療や予防を心がけましょう。

歯周ポケット検査
歯と歯肉の間「歯周ポケット」の深さを、プローブという器具を用いて測ります。歯周ポケットが深いほど、歯周病は進行しています。
歯の動揺度検査
歯をピンセットでつまみ、どれだけグラつくか調べる検査です。グラつきが大きいほど、歯周病は進行しています。
レントゲン検査
顎の骨の状態をレントゲン撮影にて確認します。骨密度が低ければ低いほど、歯周病は進行しています。

歯周病の治療方法
ブラッシング指導や歯石除去の他に重度の場合は外科処置を行います。
超音波スケーラー
ブラッシング指導
個々の歯並びにあった歯ブラシを選び、ブラシの当て方、動かし方、力の入れ方など 汚れを残さない丁寧な磨き方をご指導させていただいています。時には検知液で歯垢の付着している箇所を鏡でチェックしていただいています。

歯石除去
歯ブラシで取り除けない部分に溜まったプラークが固まって歯石を作ります。歯肉のまわり、歯茎の下についた歯石は超音波スケーラーなどで除去していきます。深くまで入り込んだ歯石を除去する場合は麻酔をかけて痛みを伴わないように進めていきます。 

虫歯や歯周病が見つかったら、できるだけ早く治療を受けることが必要です。しかし、虫歯や歯周病は発症しやすく、治療後も再発しやすい病気です。そして、再発して治療をくりかえした歯や歯肉はダメージを受け続け、最終的には歯の寿命を縮めてしまうことになってしまいます。

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