2017年7月6日木曜日

積極的に予防に取り組みましょう

歯周病は歯の表面にこびりついた汚れ(プラーク)が原因で歯ぐきに炎症が起こり、病気が進めば歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。しかも、近年は全身へさまざまな悪影響を及ぼすこともわかってきました。なんと、日本人の成人のうち、約8割が歯周病、もしくはその予備軍とのこと。自覚症状がある方はもちろん、今は症状が出ていない方も、今このときから、積極的に予防に取り組みましょう。

歯周病セルフチェック
歯周病は自覚症状のない病気として知られています。そのため、初期段階では全く分からないまま、気付いた時には重症化していることが多いのです。早期発見すれば、歯磨きの徹底や歯石除去によって完治できることから、日頃のセルフチェックが必要とされます。以下の8つの項目に当てはまる症状があれば歯周病が疑われるため、早めの歯科の受診をおすすめします。
朝起きると、口の中がネバネバしている
歯ぐきが赤く腫れている、または時々腫れることがある
歯を磨く際に血が出る
口臭が気になる
歯ぐきを押すと膿が出る
歯ぐきに違和感がある、しっかり噛めない
歯ぐきが痩せて、歯が長くなったように見える
歯がぐらぐらする
予防
定期検診
虫歯や歯周病には初期に自覚症状がないため、自分では発症になかなか気づきにくいもの。定期検診で医師のチェックを受けていれば、わずかな変化も見逃さずに済みます。
歯垢の染め出し
歯に残った歯垢を赤く染め出す処置。磨き残しやすい部分がわかるため、この結果をもとに、一人ひとりに合った歯磨き指導を行います。

歯磨き指導
予防の基本である歯磨きは、毎日正しく行えていなくては意味がありません。日ごろのクセを見直し、一人ひとりのお口の状態に合った正しい方法を指導します。

PMTC
毎日の歯磨きだけではどうしても落とし切れていない汚れを、口腔衛生の専門家である歯科衛生士が、専門器具を使って徹底的に落とす処置。歯と歯、歯と歯ぐきの間の汚れもすべて取り除かれ、お口をよい状態にすることができます。

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