2017年7月17日月曜日

病気になる前に、ならないように予防することです

病気になる前に、ならないように予防することです.歯周病は、ばい菌(プラーク)によって歯を支えている歯肉、骨が破壊される病気です。以前は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました。進行すると歯ぐきがはれて、出血や痛みが出たり、歯がグラついて物がよくかめなくなったりします。そして最後には歯が抜け落ちてしまいます。地盤が崩れてビルが倒れてしまうのと同じです。歯周病の怖いところは、症状に気づいた時にはかなり病気が進んでしまっている場合が多いことです。

歯周病の初期段階ではほとんど自覚症状がないので、いつのまにか病気が進行してしまうのです。そのため症状が出たときには手遅れになってしまい、抜歯せざるを得ない場合も多々あります。それゆえ、初期の段階で治療してしまうことが非常に大切です。さらに良いのは、病気になる前に、ならないように予防することです!
日々の生活が忙しかったり体調が悪い時に、歯肉に違和感を覚えたことはありませんか?元気な時は体の抵抗力(免疫力)がばい菌と戦っているのですが、疲労などによって抵抗力が低下すると、ばい菌の繁殖を抑えきれなくなります。そして歯肉が腫れたり、歯が浮いた感じがしたり、痛みや出血を伴ったりするのです。
スケーリング
専用器具「スケーラー」を使用し、歯周病菌の巣になっているプラークや温床となっている歯石を取り除きます。
当院ではスケーリングの際に痛みを感じないよう、細心の注意を払って処置を行っています。
ルートプレーニング
「キュレット」という器具を使用し、ブラッシングだけでは届かない歯と歯ぐきの間の奥深くの溝に付着したプラークや歯石を除去する処置です。
処置が終わったら、汚れが再付着しないように歯の表面を滑らかにします。
歯周ポケット掻爬(そうは)術
歯周ポケットが比較的浅い場合に行う治療法です。
局所麻酔をかけてから歯周ポケット内のプラークや歯石、歯周病に感染した歯肉などの組織をかき出します。

メンテナンス
ただし、歯周病は治療が終わってからが肝心です。この健康な状態を維持するために、毎日の歯磨きと規則正しい生活が大変重要になってきます。ご覧いただきましたとおり、歯周病は進行すればするほど治療が困難になり、多大な時間と費用が必要になってきます。早めの発見と治療のためにも、3~6ヶ月に1度程度を目安に、歯科医院での定期的な検診を受けていただくことをおすすめいたします。

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