2019年2月26日火曜日

日本と歯科先進国の予防における意識の差

虫歯や歯周病などのお口のトラブルは、原因がわかっているので予防できる病気です。
そして予防の基本は毎日のブラッシングなどによるセルフケア。しかし、「いつもブラッシングしているのに虫歯になった」という声もよくお聞きします。それはセルフケアでは落としきれない汚れが原因。そこで大切なのがセルフケアと併用する定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアです。

治療よりも予防の意識を高めましょう
お口の健康を保つためには病気を未然に防ぐことが大切です。病気にかかってしまってからの治療では、お口の中にダメージが残ってしまいますし、治療によるダメージも少なからず受けてしまいます。そこで、お口の異変を感じてから通院するより、痛くなる前に定期検診を受診することがお口の健康を守る秘訣です。
歯科診療の基本は「治療」よりも「予防」です。定期検診を受けることで、もし虫歯や歯周病にかかってしまっていたとしても、早期発見・早期治療につながります。結果的に大切なご自身の歯を失うことなく、治療にかかる時間や費用の節約にもなりますので、積極的にご活用ください。

日本と歯科先進国の予防における意識の差
日本ではこれまで「歯医者さんに行くのは痛くなってから」という対処療法が当たり前で、予防のために通院するという考えはほとんどありませんでした。しかし、歯科先進国であるスウェーデンやアメリカ、イギリスでは、予防の意識が高く、定期的に歯科医院に通ってメインテナンスを受けている方の割合は、それぞれ9割、8割、7割という報告があります。それに対し、日本はほんの数パーセントしか定期検診を活用されていないそうです。
定期検診を受けている国の人々はその受診率の高い順に20本、17本、15本なのに対し、日本はたった8本だという報告があります。つまり日本の高齢の方が入れ歯などで生活しているときに、歯科先進国では自分の歯で食事を楽しんでいるのです。定期的なメインテナンスで歯の健康を守ることの大切さがおわかりいただけるのではないでしょうか?

定期検診
お口の健康を守るために効果的なのが定期検診です。痛くなる前に歯科医師や歯科衛生士による口腔内のチェックを受けることで、早期発見・早期治療につなげることができます。お口の健康はもちろん、患者様の身体的・経済的な負担も少なくて済みます。

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