2019年3月25日月曜日

治療が終了した後は、2~3ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします

歯周病と聞くと、「歯から血が出る」「歯茎がはれる」などをイメージされるかと思います。
しかし、歯周病はほとんど症状のないまま進行してしまい、自覚症状を感じる段階では歯周病が進行してしまった後といったような恐ろしい病気です。長年放置した結果に後悔されている方も大勢いらっしゃいます。5574歳のシニア男女1060人を対象としたアンケートによると、「健康について後悔していること」の第一位は「歯の定期検診を受ければよかった」という回答結果が得られるほどした。(gooリサーチとプレジデント編集部の共同調査)
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いつまでも健康な歯を維持するためには、常に予防、治療を心掛けていくことが大切です。また、歯周病と糖尿病などの病気との因果関係分かってきた昨今、歯の健康を保つことこそ元気で長生きする秘訣です。その第一歩は、「自分の歯が健康かどうか」を知ることです。

歯周病は、歯の歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。 歯と歯ぐきの境目についた歯垢から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えているまわりの組織をじわじわと壊していきます。さらに、歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強着します。歯石の中や周りにさらに細菌が入り込み、毒素を出し続けるのです。

強着した歯石はブラッシングなどでは到底取り除く事はできません。歯周病の恐ろしい点は、初期、中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進む事です。 痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状はありません。 これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐い所です。
歯周病の治療では、必要に応じて細菌検査を行います。
歯周病の原因菌は個人個人で異なるため、原因菌を調査・特定し、その細菌に効果のある薬を投与し同時に細菌の塊である歯石を除去していきます。患者様にあった治療を行っていくことで、効率的に原因菌を減少させ歯周病が改善しやすい口腔内へと改善していきます。 
治療が終了した後は、23ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。 したがって、この細菌を障害除去し続ける事が歯周病を予防し、お口や体の健康維持するために必要となります。細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングである程度除去する事ができますが、深い歯周ポケットの中や 歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これからは歯科衛生士による専門的なクリーニングによって除去しましょう。

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