2019年3月14日木曜日

もう一つは短期間に歯並びを変え、見た目の美しさ、機能回復を図る治療です

審美歯科とは機能回復(咬める)と見た目の美しさや虫歯になりにくさを追及した治療法です。
この審美歯科は大きく2つに分けられます。
 まず一つめは、今ある銀歯(金属の詰め物、被せ物)の治療をやり直し、歯と同じ色の白い補綴(セラミック)に
交換する治療です。保険適応での虫歯の治療は高品質な材料が使用できないため、どうしても金属製の詰め物や被せ物、
また脆いプラスティックの補綴物になってしまいます。
また、保険適用の金属材料は虫歯の再発のリスクが高く、再治療の際には再度歯を削ってしまうことになる場合がおおく、本来の歯が小さくなってしまい脆くなり、虫歯の進行度合いによっては神経の治療、もしくは抜歯というケースに
なることも珍しくありません。
 また金属製の被せ物は、常時微弱な電流がながれており、汚れ(プラーク)がつきやすいので虫歯や歯周病の原因にもなります。そして常に口腔内で金属が溶け流れている状況になっているので、金属アレルギーになることもめずらしくありません。口腔内の環境が快適な日常生活に与える影響は大きいのです。
もう一つは短期間に歯並びを変え、見た目の美しさ、機能回復を図る治療です。
矯正治療でも歯並びの回復は可能ですが、キレイに並び終えるまで時間がかかってしまいます。ではできるだけ短期間に美しく歯を並べるにはどうすればよいか? それがもうひとつの審美補綴です。つまり、見た目や咬合機能回復のため、歯の形を変えてしまうということです。

利点としては、
・歯を早期に並べることができる
・好みの白さになる
・歯の形を自在に選択できる
・自信がもてる
 早期に歯を並べるという点については、歯を山状に形態を修正(削って)被せるということになります。したがって必要な時間というのは歯を削る時間と新しい歯ができるまでの時間、そして歯をつける時間だけですみます。ガタガタの歯並びも出っ歯も受け口でも土台さえあれば真っすぐで白く美しい歯並びにすることができます。よって忙しい方、長期の矯正治療にかける時間がない方には向いている治療といえます。
 上記2点目の審美補綴は「歯を削る」ことがどうしても必要です。
皆さんは「歯医者、歯科医院」といえば歯を削るイメージではないでしょうか。
しかし歯医者も含め歯を削ることが好きな歯科医師は殆どいません。
実際にはに歯の悪い部分を必要最低限に削っているだけです。
歯科治療とは治癒という元の状態に戻すということはではなく、修復しているということなのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿