2019年3月29日金曜日

虫歯になる原因には、3つの大きな要因があります。

歯科医院・歯医者に来院されるきっかけは、大半の方が「痛くなったから」だと思います。
そしてのその原因の大半が「虫歯」です。
残念ながら一度虫歯になってしまうと自然治癒はしません。また、放置しておくとどんどん悪化し、歯を多く削ることになり、その虫歯が大きくなると抜髄(歯の神経を抜く)や抜歯しなければならないケースになることもあります。

そのような状況に陥らないように、早期治療をお勧め致します。ちなみに、神経を取った歯は、健康の歯に比べ弱くなります。その為、極力歯の神経は抜かずに治療を終える事が理想です。治療が早ければ早い程、抜髄や抜歯の可能性は減り、削る量も少なくて済みますので、少しでも、歯に違和感があれば、お気軽にご来院下さい。
虫歯は、口腔内で細菌が作り出した酸などによって再石灰化が追いつかず、歯が溶けていき、穴があいてしまう疾患で、感染症の一つとされています。
虫歯になる原因には、3つの大きな要因があります。
・虫歯菌の数:虫歯の原因菌であるミュータンス菌や、ラクトバチラス菌の数
・歯を守る力:お口の中を歯が溶けいにくい中性にする、唾液の中和力
・食事の習慣:虫歯菌の栄養となる糖分の量や、食事を取るタイミング
虫歯になりやすい方と、そうでない方がいるのは、この組み合わせが個人個人異なるからです。

C0:脱灰
痛みがなく、自覚症状はありません。
この段階なら、適切なブラッシングとフッ素塗布により、再石灰化して治ります。

C1:歯の表層(エナメル質)の虫歯
まだ痛みはありませんが、歯の表面が白くにごり、ザラついてきます。
この段階も歯を削る治療は行いません。
適切なブラッシングと再石灰化を促す処置を行います。
また、定期的な観察で虫歯が大きくなっていないかのチェックが必要です。

C2:歯の中(象牙質)の虫歯
この段階になると、冷たいものや甘いものを食べたり飲んだりすると、しみたり痛んだりします。治療は虫歯の部分を削り、詰め物(インレー、レジン)で保護します。
C3:神経まで達した虫歯
この段階までくると、激しい痛みを感じることがあります。治療は神経を取る必要が出てきます。神経の治療後、かぶせ物(クラウン)を装着する形が一般的です。

C4:歯の根まで達した虫歯
ここまで進行すると、炎症を起こして膿がたまり、最悪の場合抜歯が必要になります。この状態にならないように早期に歯科医院を受診してください。

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