2019年3月11日月曜日

近年、泥棒は多発しており、本当にどこの家に入っても何の不思議もありません。

歯周病は、歯垢が歯と歯肉の間に挟まる事で炎症を引き起こし、骨を溶かし最終的には歯が抜け落ちてしまう怖い病気で、日本人の約80%がかかっていると言われ、虫歯のない方でも進行している方が多いです。歯周病は、軽度から中等度ではほとんど症状がなく進行するので、自分ではなかなか気が付きにくく、痛みや腫れに気付いた頃には歯周病がかなり進行している事が多く、とても厄介です。歯周病の原因は主に歯垢・歯石ですので、それを取り除く事で大部分が改善されます。自分の歯でずっと食事ができる様、早めの治療をお勧めします。
歯周病は「泥棒」みたいなもんです。
近年、泥棒は多発しており、本当にどこの家に入っても何の不思議もありません。
私の親戚も家の駐車場に停めておいた4WDの車が朝になったらなくなっていたという話を聞いたことがあります。また、私の友人では空き巣に2回も入られてしまったことがあります。それも、1回空き巣に入られたので、引っ越した先で、また入られてしまったのです。私の友人は「泥棒が入っても、警察は一応は調べるけど『やられちゃいましたかー。もう、どうしようもないですねー』とか言ってんだよ!つかまえろっちゅうの!」と怒ってしました。歯周病もこれと同じなのです。歯周病になってしまったら、もう完全に治すことは不可能なのです。泥棒に入られてしまったら、泥棒を捕まえて、捕られたものを取り返すのが不可能に近いのと同じです。できることは、壊された窓ガラスを治して、家の中を片付けて、これ異常、泥棒に入られないようにすることしかないのです。つまり、歯周病においては、これ以上、進行しないようにいかにしていくかということが全てなのです。

軽度歯周病
歯と歯肉の間に、プラーク(歯垢)や歯石がたまり、細菌の繁殖により歯肉に炎症が起こった状態です。歯肉の腫れや出血などを伴います。この段階であれば、歯科衛生士によるブラッシング指導や、12回の歯のクリーニングを行うことで、比較的短期間で回復します。

中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着も目立ち、専門家が見れば歯肉にも炎症を起こしているのが確認されます。徐々に骨が後退しはじめ、歯周ポケットも深くなり、歯も動揺してきます。この段階では、歯の表面に沿って歯肉溝の奥まで付着した歯石を取っていきます。痛みを感じる時は麻酔をして無痛状態の上で行います。さらに、数回にわたって除石を行い歯肉の状態が改善された後に検査を行います。歯肉溝(ポケット)の深さが4mm以上あるところは、通常の手用器具を用いた非外科的な処置での起炎物質の完全除去は見込めないため、歯周外科の適応となります。
重度歯周病
さらに進行し歯肉は化膿して、真っ赤に腫れます。骨もかなり破壊されて後退し、歯の動揺がグラグラと大きくなっています。重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば歯周外科にて対応します。それでも保存不可能な場合は、残念ながら抜歯となります。

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