2019年3月4日月曜日

歯の形や大きさ、それから歯列や歯肉の状態といったものは、個々人で大きく異なります

つまり、歯磨きの仕方も一人一人で異なると言えるのです。
プロフェショナルケアでは、まず、そうした口腔内の状態を綿密に調べてくれます。
口腔内に常在している細菌数なども調べてくれるため、自分がどれくらい虫歯や歯周病になりやすいかも知ることができます。
その上で必要となってくるのが、専門家によるブラッシング指導です。
ブラッシング方法には、沢山の種類が存在し、それぞれに合った方法を提示してくれるかと思います。
その他、歯質を強化してくれるフッ素塗布や、歯面に付着した歯石を除去するスケーリング、それから専用の機器を用いて歯垢を落とすPMTCなどを施してくれます。
これらは歯科クリニックでしか行えないものばかりです。
セルフケア
セルフケアでは、歯科医や歯科衛生士に指導してもらったことを自宅で実践していきます。正しいブラッシングを適切な回数、適切な時間行っていきます。必要であれば、デンタルフロスや歯間ブラシなども活用して、口腔内をプラークフリーな状態に保ちます。
その他、フッ素配合ハミガキ粉やデンタルリンスも合わせて使用することで、セルフケアの効果は高まっていきます。
プロフェショナルケアとセルフケアの両方に共通しているのは、次の3つのポイントです。
・フッ素で歯質を強化する
・歯垢や歯石を除去する
・細菌の増殖を抑える
この3点に気を付けてオーラルケアを行っていくことが、予防歯科の本質と言えます。
メインテナンスについて
医学における治療というのは、異常がある部分を治すことで完了します。
同様に、虫歯治療も虫歯になっている歯を削って、歯科材料を詰めることで完了します。
けれども、予防歯科という分野では、プロフェッショナルケアという治療が終わってからが本番と言えます。
ハンドスケーラー
歯科には、リコールやメインテナンスといった用語が存在します。
前者は治療が完了したのちに、再び治療箇所に異常をきたしていないかを検査するものです。
一方、後者は健康になった口腔内の環境をより良いものにするために、行われる処置ということができます。
予防歯科では、このメインテナンスが重要であり、健康な歯や歯周組織を保つには、日々努力し続けることが大切なのです。

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