2020年5月5日火曜日

金属アレルギーの原因となる場合がある

虫歯治療で歯を削った場合、切削部分に詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)などの補綴物を入れて口腔内の機能性や審美性などを補いますが、この時、保険診療では主に銀歯などの金属の歯科材料が使用されます。保険が適用されるので費用は抑えられますが、銀歯には「金属アレルギーの原因となる場合がある」「金属色が目立って口腔内の審美性が損なわれる」などのデメリットもあります。

銀歯のデメリット
金属アレルギーの原因となる場合がある
汚れが付着しやすく、虫歯や歯周病などのリスクが高まる場合がある
劣化しやすいため、歯と補綴物の隙間から虫歯になる場合がある
銀歯の成分が歯や歯茎に溶け出して、歯茎が黒ずんでしまう場合がある
前歯のかぶせ物の種類
オールセラミック
セラミックのみで作製された補綴物です。天然歯同様の白さと透明感が得られます。変色しにくく、汚れも付着しにくいので、長期間快適にお使い頂けます。金属を一切使用しないので、歯茎が黒ずんだり、金属アレルギーの原因となったりすることがない体に優しい歯科材料です。

ポーセランラミネートベニア
表面を一層だけ削り、薄いセラミックを貼り付けることで、歯の色や形を整える方法です。
セラミックは変色に強いため、長期間白い歯を維持することができるほか、すきっ歯などの軽度の不正咬合であれば短期間で改善することも可能です。
メタルボンド
内側に金属を使用して、外から見える部分にセラミックを貼り付けた被せ物です。
変色が少なく、強度も高い補綴物です。内側に貴金属を使用すれば、金属の成分の溶出による歯茎の黒ずみや、金属アレルギーなどのリスクを低減させることが可能です。

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