2020年5月18日月曜日

虫歯は予防できる病気です

虫歯の根本的な原因は、お口の中にいる虫歯菌です。虫歯治療を行っても、口内に虫歯菌が多くいては再発したり他の歯が虫歯になったりするリスクが高いままです。また、虫歯になったことのない歯と、虫歯治療後の歯では、治療した歯のほうが虫歯になりやすいことも分かっています。

再発を繰り返して治療を受け続けていては、いつかは歯を失ってしまいます。歯を長く使い続けていただくために、当院では予防歯科として定期的なメンテナンスの受診をお勧めしています。メンテナンスを定期的に行うことで、予防と、早期発見・早期治療が可能になり、歯の寿命を延ばすことができます。
虫歯治療のQ&A
Q1虫歯治療は保険適用ですか?
虫歯治療は、基本的に保険が適用されます。虫歯治療費の1割~3割を患者様が負担することになりますので、あまり高額になりません。
しかし、保険適用の治療は、詰め物や被せ物に使える素材が決められているため、治療後の審美性や耐久性が、自費診療よりも劣る場合があります。

Q2銀歯にならない治療法はありますか?
白い詰め物や被せ物(補綴物)を使うことで、銀歯になりません。自費診療になるため治療費が高くなりますが、セラミック製の補綴物は天然歯のような見た目をしており、保険適用のレジンよりも変色しにくく寿命も長い特徴を持ちます。ただし、セラミック治療は、保険適用になりません。国民保険は、病気や怪我の治療のみに適応されるため、セラミック治療のような審美目的の施術は自費診療となります。

セラミック治療について詳しく
Q3虫歯はどうして起こるのですか?
虫歯は、以下のメカニズムによって起こります。
1虫歯菌が磨き残しを食べて、ネバネバとしたグルカンを生み出します。グルカンを接着剤にして細菌の塊(歯垢)を作ります。歯垢1mgあたり10億個もの様々な種類の細菌が棲んでいます。

2細菌が糖を分解するときに産出する乳酸は歯を溶かすため、食事中や食後は歯の表面が溶ける脱灰が起こります。通常であれば唾液の働きにより、口内は中性に戻り、歯を修復する再石灰化が起こるので虫歯は起きません。
3歯が修復される周期よりも短い間隔で甘い物などを食べたり飲んだりすると、再石灰化による修復が間に合わなってしまいます。結果的に脱灰が続くと、虫歯が発生します。

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