2020年5月14日木曜日

上顎前突とは、上顎が下顎よりも前方に出ている状態のことで、出っ歯とも言われます

矯正が必要な場合
叢生・乱ぐい歯・八重歯
叢生(そうせい)とは、顎に歯が並びきることができず、歯が歯列から飛び出してしまったり、重なり合っている状態のことです。八重歯などもその症状の1つです。
歯ブラシが届きにくいため、歯周病や虫歯などの原因になることも多いので早期に改善する必要があります。治療法としては、歯列を広げたり、必要であれば抜歯をして歯が並ぶことができるだけのスペースを確保した上で矯正を行います。

上顎前突(出っ歯)
上顎前突とは、上顎が下顎よりも前方に出ている状態のことで、出っ歯とも言われます。唇が閉じにくいため歯肉が乾燥するので、歯周病の原因になることがあります。治療法としては、一般的に上顎の奥歯を抜いて前歯を後ろに移動するスペースを確保します。
下顎前突(受け口)
下顎前突とは、下顎が上顎よりも前方に出ている状態のことで、受け口とも言われます。前歯でうまく食べ物を噛むことができず、消化不良の原因となります。
治療法としては、下顎の奥歯を抜歯したり、矯正で歯の角度を戻したりします。

開咬(オープンバイト)
前歯が噛み合わない状態のことを開咬(かいこう)といいます。奥歯は噛んでいても、前歯付近は噛みあわず隙間が空いている状態です。
前歯で食べ物を噛み切ることができなかったり、奥歯に過剰な負担がかかったり、話すときにも息がもれて正しく発音しにくいことがあります。
知覚過敏になりやすいです。
開咬を治療するためには一般的に矯正を行いますが、抜歯をしなければならない場合もあります。
矯正治療の流れ
1.相談
患者様とのカウンセリングによって歯並びの悩みを明確にします。
2.検査
診断に必要な検査を行います。
3.診断
検査の結果に基づき、治療方針を決定します。
4.治療開始
治療期間中は月に1回通院していただくこととなります。
5.保定
保定期間は噛み合わせが安定してきたら通院頻度を減らしていきます。

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