2020年5月29日金曜日

歯周病は歯を支える歯肉や歯槽骨が細菌に侵される感染症です

多くの現代人が悩んでいる!
歯周病は歯を支える歯肉や歯槽骨が細菌に侵される感染症です。日本人の場合、20代で60%、50代ではおおよそ80%の人が歯周病にかかっているといわれるほど、多くの方が患う現代病です。
自覚症状のない軽度のものから、歯が抜けてしまう重症のものまで、その症状はさまざま。お口の中だけの病気と思いがちですが、糖尿病、心疾患、早期低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症など他の病気と深い関わりを持ち、全身に影響をおよぼすこわい病気となり得ることが解明されています。
歯周病の原因は
原因はいろいろあります。間違った方法の歯磨きなどセルフケア不足、遺伝、歯並び、内服薬の副作用、喫煙、糖尿病、女性ホルモンの変化、免疫力の低下、ストレス、生活習慣の乱れ、口呼吸など…。思い当たりませんか?
治療では、まず個々に異なる原因を探り、改善を図ります。同時に、口腔内で繁殖している歯周病菌を徹底的に排除することが不可欠です。
それには、ご自分が「よくなりたい」と思うことがとても大切! ところが、治療が長期にわたると、そのモチベーションを保つのがむずかしくなる場合もありますね。そこで当院では、お一人お一人に適したケアプランを作成し、患者様ご自身が効果や経過を直接把握して改善を実感していただけるようサポートしてまいります。
歯周病の治療方法
1.スケーリングとディープスケーリング
基本の治療は、歯や歯肉の奥、歯周ポケットと呼ばれるところのプラーク(歯石)を取り除き、口腔内の細菌を減らすことです。 健康な人の歯周ポケットの深さは1mmから2mm。中程度で4mm、重症の場合10㍉以上になることもあります。歯の表面のプラークは歯磨きで落とすことができますが、歯周ポケットに歯ブラシが入り込めるのは1mm程度まで。ご自身でのケアには限界があるため、歯科医院で定期的に検査やケアをおこなう必要があります。
2.体に優しい光殺菌療法(LAD
光感受性の高いジェルを歯周ポケットに注入し、光を照射して歯周病菌を死滅させる光殺菌療法をおこないます。痛みはなく、あらゆる細菌に効果を示します。薬剤は使用しないので耐性菌の発生や副作用がなく、繰り返し治療ができます。
3.セルフケア指導
歯周病で一番大切なことは毎日の歯磨きでプラークをコントロールすること。その効果を十分に発揮させるため、適切な歯磨き粉や歯ブラシ等を選び、症状に合わせたブラッシング方法を丁寧にご指導いたします。

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