2020年5月5日火曜日

歯茎から出血するのは様々な原因が考えられますが、共通して言えるのは、歯茎に炎症が起きているということです

歯周病の疑いがあります。我慢できないほどの痛みではなく、軽度の場合、しっかりとブラッシングをした方が良いケースが多いです。逆に、強い痛みが伴う場合は早急に治療が必要です。患者様自身で判断することは難しいので、ご来院をお勧めいたします。

歯周病は口の中の細菌(プラーク)が原因となり歯の周りの組織に炎症を起こす疾患です。炎症が歯茎だけにとどまっている場合を歯肉炎、炎症が歯を支える骨あたりまで進行している場合を歯周炎といいます。病名が異なることからも分かりますが、早めの治療の方が、予後が良くなることは言うまでもありません。

歯周病の治療は虫歯治療と同様、もしくはそれ以上に重要な治療です。歯周病は誰でもかかる可能性のある生活習慣病です。40代半ばから発症する方が多いと言われていますが、若くても油断はできません。
歯肉炎
まず、歯と歯茎の間に歯垢(プラーク)がつきます。プラークとは、白、または黄白色の粘着性の沈着物で、非常に多くの細菌と、細菌が出す特措などの産生物から構成されています。毒素によって、歯ぐきが腫れることになります。これが歯肉に炎症が起こっている状態で、歯磨きをすると出血するようになります。

歯周炎
やがて炎症が歯茎だけにとどまらず、歯を支える顎の骨を溶かしていくようになり、歯がぐらつき始めます。この段階で歯茎から膿が出る、腫れる、口臭がひどくなるといったことが起きます。歯がぐらつくため、食事もしづらくなります。
歯の脱落
そのまま放置しておくと歯が抜け落ちてしまいます。

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