2018年12月5日水曜日

歯周病も虫歯も磨き残しによるプラーク(歯垢)中の細菌によるトラブルです

歯周病とは、歯の歯茎に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる、細菌によって引き起こされる病気です。
歯周病は、病気が進行し、悪化して痛みなどを感じるようにならないと自覚しずらく、放置されがちなものです。予防医学の発展により、これまで口腔内だけの問題だと考えられていた歯周病が、様々な疾患を引き起こす原因になっていることが分かってきました。歯周病の原因菌がつくる病原菌毒素や炎症成分などが血液を介して全身に回り、身体の健全な動きを阻害することが分かっています。歯肉が腫れたり、歯がうごいてしまった場合には、病気の経過が長い場合が多いために治療には時間がかかります。治療は早いに越したことがありませんが、このような方はじっくりと腰を据えて通院してください。
歯ブラシの重要性
歯周病も虫歯も磨き残しによるプラーク(歯垢)中の細菌によるトラブルです。「徹底的に口腔内(口の中)から汚れを除去する事」それから全てが始まります。 そして、これが一貫して一番重要なポイントとなります。日々の充実した歯ブラシがとても重要なのです。
しかし、口の中はとても狭く奥歯や歯と歯の隙間などは磨きにくく日々の歯ブラシのみで100%の汚れを取り除く事はなかなか難しいことが多く認められます。 当医院では、歯科医師・歯科衛生士により患者様の口腔内に合わせた歯ブラシ・歯間ブラシの説明(TBI)を繰り返しおこなっております。

定期検診・クリーニングの重要性
定期的に歯科医院にて検診をし磨き残した部分のブラッシング方法の説明を受けて頂き、更なる歯ブラシの向上を目指す事はとても重要です。
そして、歯科医院の専用機器によるプロフェッショナルクリーニングを受けて頂く事もまた重要です。 
プラーク(歯垢)は、24時間口の中に停滞していると唾液(つば)の中のカルシムと結合し石灰化し『歯石』となってしまいます。
『歯石』となった汚れは残念ながら患者様の歯ブラシでは除去する事は困難となるため、 歯科医院で専用のクリーニングの機器・器具を使用した定期的なプロフェッショナルクリーニングが必要となります。
歯周病は、再発する傾向のある病気です。
一度改善した状態を継続し歯周病が再発しないようにする為にも歯ブラシがやはり重要です。 そして、もし歯周病が再発したとしても定期的に検診を受けていれば 早期に発見し早期に再治療する事で歯周病の更なる進行を最小限に食い止める事が出来ます。

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