2020年4月13日月曜日

歯ぎしり・食いしばりが歯に与える悪影響

歯ぎしりや、くいしばりを放置すると、歯周病の悪化、肩こり、頭痛、めまいなど様々な不快症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
口周りの不調
長期的になると歯だけでなく顎や顔の形にまで影響を与えます
毎日、強く咬み合うことで、歯だけでなく、顎の筋肉、関節、さらには骨にまで影響を及ぼします。治療した歯のつめ物がすぐにダメになったり、時間をかけて矯正したのに結局歯並びが悪くなってしまうこともあります。

顎関節症
主に「歯ぎしり」が原因となる場合があります
口を開けると顎の関節に痛みを感じる、顎の関節左右の動きにズレがあって違和感がある、といった症状は顎関節症である可能性が高いでしょう。また物を噛む際、顎の関節に痛みを感じる、顎が外れそうになるケースも同様です。
顔の変形
片側だけの「くいしばり」をしている人が一番危険です
片側だけでくいしばりしている方は、食事の際も同様に片側だけで噛む癖のある方が多くいます。そういう生活習慣から、顎の筋肉が力を加える方にだけ発達して、顔の歪みを引き起こす原因になります。ひどくなると、目や頬の大きさや張り方が右左で違ってくることも。片側だけ張っているように見えたら、要注意だと思ってください。

知覚過敏
歯の表面のエナメル質がはがれ、象牙質の露出が原因で起こります
むし歯が見当たらないのに冷たいものがしみる、歯ブラシが当たると瞬間的な激痛が走る場合は「知覚過敏」の可能性があります。知覚過敏は軽度のものなら塗り薬の塗布などで症状を和らげることが出来ますが、ひどくなってしまうと「歯の神経を抜く」治療が必要になることがあります。
歯ぎしりの原因と対処法
マウスピース
精神的なストレスは歯ぎしりを強くする要因の一つと言われており、歯ぎしりを無理に止めるのは、ストレスの発散を妨げることになるため良くないという見解もあります。そういった見解もあり、現在では歯ぎしりを止めるのではなく、マウスピースを付けて眠ることで歯ぎしりによる歯や顎へのダメージを軽減する方法が一般的です。マウスピースは慣れないうちは違和感がありますが、毎日マウスピースを使用している方の多くに、歯ぎしりが原因と思われる症状の改善がみられます。

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