2020年4月14日火曜日

現在、若年~お年寄りまでの広がりを見せる歯周病は口臭の大きな原因の一つです

では、なぜ臭いが強くなるのでしょう。歯周病は歯垢による歯の歯周組織の破壊です。その症状により歯茎からの腫れや出血などを引きおこします。歯垢や歯周病菌なども臭いの原因の一つですが、出血がもっとも臭いを強めてしまいます。歯周病による出血は硫黄成分の多い白血球が浸出することで口臭が強くなってしまいます。また、歯周ポケットから大量に出てくる歯周病原菌も臭いの原因です。

・口の中の乾燥と口臭 ドライマウス
唾液分泌量が少なくなると口臭は強くなると考えられています。口の中が乾燥すると口臭の原因とされる細菌が増加するだけではなく、新しい唾液で流すことができないため、口臭をさらに強めていきます。咀嚼機能を高めて、唾液分泌量を保ち健康な口腔内を意識しましょう。
・食べること、話すことで口臭予防
良く噛み食べることで、口臭の原因(口の中の汚れ)も一緒に飲み込むことになります。また、話すことで口の周りの筋肉や舌が良く動き、歯や歯茎の汚れを除去してくれるのです。しかし、食べる機能に障害のある人は汚れが舌の上で舌苔となり、口臭をより一層強める原因となります。

【舌苔と口臭】
そもそも舌苔はどうやって溜まるのでしょう?舌苔には大量の細菌が付着しており、この細菌により細胞が破壊されます。この破壊される際に口臭の原因物質が発生し、臭いを放ちます。
【舌苔の清掃】
舌の表面は毛羽立っており、そこに細菌と粘膜上皮細胞が溜まり舌苔を作っていきます。この舌苔を除去するには舌清掃具を使用します。舌苔は舌と喉の境目に溜まりやすくなっています。ブラッシングする際には舌を前方に最大限出し、舌の頂上付近にブラシをあて前方にかき出すようにブラッシングします。23回ブラッシングしたらブラシを水洗いし、舌苔がブラシにつかなくなるまで繰り返しましょう。

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