2020年4月28日火曜日

様々な要因が重なることで、むし歯は発生します

ミュータンス菌など、むし歯の原因となる菌が作り出す酸により、歯のカルシウムが溶かされてしまい、歯がもろくなったり、歯に穴が空いてしまう病気のことを「むし歯」といいます。歯周病と同じく、むし歯は酷くなるまで目立った自覚症状がないため、気付きにくいのが特徴です。しかし、定期歯科検診を行い歯に穴が空いてしまう前に早期発見が出来れば、元の状態に戻すことも出来るのです。
むし歯の原因
様々な要因が重なることで、むし歯は発生します。中でも大きく影響しているのが原因菌(ミュータンス菌)、歯質(エナメル質・象牙質)、糖質(ショ糖)です。
むし歯の進行に応じた対処法
1、初期むし歯
歯の表面が溶かされたことでツヤがなくなり、白く濁って見える・薄い茶色に見える状態のむし歯です。まだ歯に穴は空いておらず、痛みなど自覚症状は出ていません。この段階ならば、歯を削ること無く日々の歯磨きや歯のクリーニングで健康な歯を取り戻すことが可能です。
2、エナメル質までむし歯が進行
歯の表面のエナメル質に穴が空いてしまっていますが、まだ痛みは感じません。エナメル質のむし歯は見た目の白い「コンポジットレジン」を使ったコンポジットレジン修復という治療法で治療を行います。削る量も少なく、1日で治療が完了します(※本数によります)。むし歯の範囲にもよりますが、麻酔を使うことなく痛くない治療を行うことが出来ます。
3、象牙質までむし歯が進行
エナメル質のむし歯から更に広がり、象牙質まで進行した状態のむし歯です。冷たい食べ物がしみたり、歯に食べ物が詰まりやすくなります。コンポジットレジン修復で治療するか、むし歯の範囲・位置によっては「インレー・アンレー修復」という一部を詰める・被せる治療や、「全部被覆冠」という歯を覆う処置を行います。詰め物・被せ物についてはこちらをご覧ください。
4、神経まで達したむし歯
神経にまでむし歯が達してしまった状態で、歯に大きな穴が空いてしまっている場合もありますし、表面の穴は小さいものの内部で広がってしまっている場合もあります。神経が炎症を起こすと、激しく痛みます。場合によっては神経を保存出来る場合もありますが、基本的には根管治療を行い、むし歯の範囲によって「アンレー修復」もしくは「全部被覆冠」で治療します。場合によってはコンポジットレジン修復で治療出来ることもあります。
5、歯根だけになったむし歯
歯茎の上の部分がほぼ崩壊してしまい、歯の根だけが残った状態のむし歯です。神経が死んでしまっているため痛みを感じないことも多いですが、細菌感染によって根に膿が溜まることで痛みが生じることもあります。この状態のむし歯は、放置すると全身の健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
治療では、まずは歯を保存することが出来るかどうかを考えます。むし歯がかなり大きい場合や、歯が割れてしまっている場合には抜歯となる場合もあります。歯を保存することが出来る場合には根管治療を行い、被せ物を作ります。再度被せ物を作製し、問題なく長期間使用していくことが出来るよう、歯の部分的な矯正や歯肉の外科処置などをご提案する場合もあります。

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