2020年4月2日木曜日

歯のクリーニングとは、汚れを取り除いて歯をキレイにすることです

歯垢(プラーク)と歯石はもちろん、たばこやコーヒー、赤ワイン。お茶等によってついてしまった着色をキレイに落とす事ができます。よくホワイトニングとクリーニングってなにが違うの?と患者様からご質問をいただきますが、クリーニングでは歯を本来の元の色に戻す事はできますが、元の色以上に歯を白くすることはできません。歯の汚れを取り除くのがクリーニングで、歯そのものの色を白く漂白するのがホワイトニングとなりますので、お知りおき宜しくお願いします。定期的にクリーニングを受けて、歯石や着色のない歯をキープすることが重要となります。つまり、1回だけ歯のクリーニングを受けるのでは効果が薄く、定期的に継続して歯のクリーニングを受けることが必要です。
PMTCというフレーズを歯科医院で聞いたことがありますか?こちらのフレーズ最近特に多く聞かれるようになりました。歯の表面は、日に日に面が荒くなってきます。下の前歯に良く着色がつくようになり、歯磨き粉でゴシゴシと磨いてもなかなか落とすことができないという患者様がいらっしゃいます。歯の表面は、だんだんと表面が荒れて着色がつきやすくなります。そう!この着色や歯の汚れを落として、ツルツルな歯の表面に変えるのが、PMTC(機械的歯面研磨)になります。

歯のクリーニングはなぜ必要なのか?
ほとんどの方は、歯医者さんに行くことを悩みます。小さい頃からのトラウマや歯科医院の臭いなど様々だと思いますが、歯医者さんが大好きだと言われる方は、非常にまれとなります。歯科医院に何度も通って虫歯や歯周病を治された患者様は、皆さん口を揃えて「もう、歯周病や虫歯にはなりたくない。」と言います。では、どうしたら良いのでしょうか?簡単です!3ヶ月おきに歯のクリーニングを受けることです。
えっ?それだけで良いの?と思われるかもしれませんが、それだけで良いのです。虫歯や歯周病の原因は、バイオフィルムという細菌の塊です。このバイオフィルムを3ヶ月おきに壊してあげれば、虫歯や歯周病にならないということがわかっています。歯のクリーニングを3ヶ月おきに定期的に受ければ、虫歯や歯周病のリスクから守れるということになります。
グラフは、1人平均残存歯数(歯が何本残っているか)の比較になります。定期的に歯のクリーニングを受けた方は、歯を失う本数が少ないですが、治療だけ受けた人は、歳をとればとるほど歯を失っていることがおわかりかと思います。それだけ歯のクリーニングは、重要ということがグラフよりわかります。歯医者に行くことが嫌だなと思われがちですが、歯医者さんに定期的に通った方が、嫌な思いをしないで済むんですね。治療のために通うという概念から、予防で歯を守るために歯科医院に通うという概念に変わってきています。歯医者に行くと独特な匂いとキーンという嫌な音は、今では心地よい環境整備を整えて、歯科医院も変わってきています。

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