2020年4月1日水曜日

全身の病気と歯周病に関係があるの?

歯肉は体の中でも非常に敏感な組織です。
またお口の中は全身の中でも微生物、細菌などが最も多く存在している場所でもあります。そしてあらゆる全身疾患と歯周病の関連性が近年の研究により指摘され始めています。歯周病との関連に挙げられているものには呼吸器系疾患・心疾患・糖尿病や妊娠などがありますが、なかでも糖尿病との関連は深く糖尿病は歯周病を悪化させる大きな原因のひとつでもあるのです。

歯周病と認知症は関係があるのでしょうか?
歯周病菌により動脈硬化が促進されることが、脳血管性の認知症発症のリスクになります。また、歯周病菌などが脳内の炎症を引き起こし、アルツハイマー型認知症を悪化させる原因になることがわかってきました。
歯周病は必ずかかる病気なの?
歯周病は必ずかかるわけではありません。程度の差はありますが、30代から40代、50代になるにつれ、歯周病になる人の割合は増えていき、症状は重くなっていく傾向があります。歯周病の多くは原因であるプラークや歯石を日頃の歯磨きや、 定期的な歯科検診を受けることにより除去することで予防することができます。

歯周病の症状はどのようなもの?
歯周病は虫歯のように激痛があるわけではなく、ゆっくりと進行し、歯の周りの骨を吸収する病気です。
自覚症状としては、
・歯磨きすると歯茎から血が出る
・歯が浮いた感じがする
・口の中が臭う
・歯が重い感じがする
・食べ物をかみ切りにくい
・歯がグラグラする など
歯周病の治療ってどんなことやるの?
歯磨きの磨き残し(細菌)がずっと歯の付け根に残ることで、固くこびりついてしまいます。それが原因で歯周病になりますので、そのついてしまった細菌を丁寧に取り除いていくのが歯周病の治療です。それと並行して磨き残しを極力減らしていかないと、またすぐに歯周病が再発してしまいます。そのため、歯ブラシの技術を上達させることがとても重要になります。

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