2018年2月13日火曜日

歯周病の一番の原因は、歯垢(プラーク)です。

歯や歯ぐきの周りにベタベタと付いている白いものです歯周治療を希望して来院される患者様の多くの場合は、歯周病の何らかの症状がすでに現れており、かなり病状が進行しているケースが多く、治療に要する期間も長くなります。治療は早く終わるにこした事はありませんが、じっくりと腰を据えて治療を受ける心構えを持つ事が最も重要です。 歯周病は本人に自覚がないままに進行するという病気でもある為に、十分に歯周病に関する説明を行ない、治療の必要性をお話しております。

歯周病の原因
歯周病の一番の原因は、歯垢(プラーク)です。歯や歯ぐきの周りにベタベタと付いている白いものです。これはバイ菌のかたまりで、プラーク1mgの中には、1億個の微生物がいるともいわれています。 このような細菌の集合体を「バイオフィルム」と言い、これらはネバネバした分泌物で守られているため、抗生物質や殺菌剤なども効きにくくなります。バイオフィルムの中の歯周病細菌が活発になると、歯周病が発症したり悪化したりしてしまうのです。
プラークの除去
歯周病の原因となる歯周病菌を減らす為には、毎日のていねいな歯みがきでプラークを除去していくことが必要です。みがき残しをなくすために、効果的な歯みがきの方法や、歯間ブラシのような口の中の状態に応じた道具の使い方を身につけていただくことが重要です。 しかし、歯ブラシでは落としきれない頑強なバイオフィルムという構造体が歯にこびりつくことがあります。これを除去するためには定期的に専門的なクリーニング(PMTC)を受けていただくことが必要です。
PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングのことで、歯と歯茎の間や表面に付着した「細菌の巣であるバイオフィルム」「着色」の除去を目的として行います。バイオフィルムというのは歯垢が長い間停滞することでできる細菌の塊のことで、ネバネバしたぬめりが膜となって歯の周りにこびりつきます。この膜が一度ついてしまうと、日頃の歯磨きではなかなか取り除くことが難しくなってしまい、虫歯や歯周病が進む原因となります。

そのため、歯科衛生士が特別な専用機械を使って施術しますが、歯の表面だけでなくブラッシングをしても届かない歯肉の中や、歯ブラシが届きにくい奥歯の裏の方まできれいに清掃することが可能です。また、ペーストの中にはフッ化物が含まれていますので、虫歯(カリエス)予防効果も期待できます。施術のタイミングは、1ヶ月~3ヶ月に1回。定期的に受けることでより効果的な予防を実現することができます。

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