2018年2月13日火曜日

歯磨き粉などのテレビCMで皆さまにもおなじみの歯周病。

近年、「歯周病を防ぎましょう!」と叫ばれているのには理由があります。実は歯周病は虫歯を抑え、日本人の成人の8割が歯を失う原因の第一位の病気なのです。

これは、歯周病が虫歯と違って痛みが出にくく、異変を感じて歯医者に行ったときには重症化しているケースが多いため。最悪の場合は、歯が自然に抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病によって引き起こされる全身疾患
・肺炎
歯周病菌が肺に感染すると肺炎になることがあります。
・心臓病
歯周病菌による炎症から血栓ができると動脈硬化を招き、心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患を引き起こすことがあります。
・糖尿病
歯周病菌は糖尿病を引き起こす原因になります。また、すでに糖尿病を患っている方が歯周病にかかると血糖のコントロールが難しくなり、さらに悪化する可能性があります。

ブラッシング指導
患者さまの歯並びや噛み合わせに適したブラッシング法を指導します。患者さまのクセなどをお伝えするとともに、汚れが溜まらないための磨き方のコツを伝授します。

PMTC
歯科医師や歯科衛生士など歯科のプロが行う、歯のクリーニングです。普段皆さまが行うブラッシングではどうしても落とせない歯の裏や歯と歯の間の汚れを、専用の器具を使ってキレイに除去します。
生活習慣の改善
病気、睡眠不足、ストレスを感じているときなど抵抗力が落ちているときは歯周病菌に感染しやすくなります。十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消は歯周病を治療していくうえでも欠かせません。また、歯周病と関係の深い糖尿病にならないような食事、よく噛んで食べるなど食生活を見直す事も必要です。

治療後の定期検診
歯周病の治療が終われば、それで後は何もしなくても良いというわけではありません。一度歯周病になってしまった場合には、再度歯周病になってしまう可能性が高くなります。そのため、再発を防ぐために歯周病の治療後の定期的なメインテナンスが重要になります。

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