2018年2月26日月曜日

歯周病の発病には細菌に加えてさまざまな要因が存在しています。

あなたは歯周病に関心があるということは、自分は歯周病だと思って間違いないと思います歯周病(ししゅうびょう)とは、歯周組織に発生する疾患の総称です。そして、歯周病は歯周病菌による感染症です。歯周病菌が口の中にいなければ歯周病になることはありません。実際、まれに歯周病菌のほとんどいない人は、どんなに歯を磨かなかったとしても歯周病にはなりません。そして、成人の8割は歯周病になっています。また、これをご覧のあなたは歯周病に関心があるということは、自分は歯周病だと思って間違いないと思います。 

症状としては、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが破壊される病気で、かつては歯槽膿漏と言われていました。歯肉が炎症を起こし赤く腫れて、ブラッシング時に出血します。しかし、痛みは全くありません。さらに進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて、膿が出たり歯がグラグラしてきます。この時期になると、痛みや腫れをともないます。そして、最後には歯が抜けてしまいます。

また、歯周病の発病には細菌に加えてさまざまな要因が存在しています。
喫煙
タバコを吸っていると局所の血の巡りが悪くなり、栄養が十分にいきわたらなくなります。そして細胞の自己修復機能が狂い免疫系に影響を及ぼします。歯ぐきの色が黒っぽく変わってくるため炎症が隠されてしまい、気づくのが遅れてしまいがちになります。

糖尿病
糖尿病は心臓、目などいろいろな箇所に合併症を起こすことが知られています。
また細菌感染しやすくなるため歯周病も進行しやすくなります。
血糖値や糖化へモグロビン値の高い方は要注意です。

過度のストレス
現代人とは切っても切れないストレス。過度のストレスは免疫機能の低下をもたらし、歯周病の進行を促進させることが報告されています。
歯ぎしり、くいしばり
特に睡眠時の歯ぎしりやくいしばりは歯周組織に過度の力を与え歯周病の進行を促進させることがあります。
スケーリングとルートプレーニング
歯の面、すなわち肉眼で見える歯石とポケットの中の見えない歯石を取ることを「スケーリング」(歯石除去)といい、そして、歯石を取ったあとのざらざらした歯の面を平らにすることを「ルートプレーニング」(根面の滑沢化)といいます。この2つが歯周病の基本治療として大切な処置になります。歯石を取ると、しみたり、歯がグラグラと動きだす場合がありますが、歯肉の炎症が改善されるにつれ、徐々にもどるので心配はいりません。

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