2018年2月26日月曜日

みなさまは治療が終わったあと、またむし歯や歯周病になり、歯科医院で治療を受けた経験はありませんか? 

もしそういう経験があるなら、それは定期的な検診や予防処置がきちんといかされていないのかもしれません。 予防歯科の重要性がお分かりの方でも、ご自分のお口のリスク(むし歯や歯周病のなりやすさ)を知らなければ、予防しようがありませんよね。 
メインテナンスとは、私たちお口の専門家が、歯科医院で定期的に皆さんのお口のケアを行い、お口のリスクを「検査、管理、予防」することにより、そういった治療終了後の病気の再発を予防していくことなのです。予防処置ですから、お口の環境が悪くなる前に定期的に行っていくことにより、健康なお口の状態を保つことができます。あまり知られていないのですが、実は初期のむし歯は痛みを感じませんし、歯周病も歯が揺れてくるまで気づかないことが多いのです。ですから、痛みが出たり、歯が揺れたりして歯科医院に訪れると、予想以上に治療期間がかかることはよくあります。 

予防歯科の重要性について
今までは、むし歯や歯周病で歯が痛くなってから、歯医者さんに行き治療を行うという流れが多かったと思います。しかしそれでは、だんだんと大切な歯を失うことになってしまいます。虫歯部分を削って詰めて、また虫歯になって削って詰めてを繰り返してしまうと、最終的にはどうなってしまうかご理解いただけると思います。これからの歯科治療は、虫歯や歯周病で悪くなった部分を治療するのではなく、いかに健康な状態を長く維持する事ができるかが重要なことだと考えられています。それが「予防歯科」という考えです。
定期検診のすすめ
歯は、一度失ったら二度と再生することはありません。歯周病になって痩せてしまった歯ぐきや骨も、元に戻すことは不可能です。そうならないためには、定期的に歯科検診を受診することが重要です。6カ月に1回程度、歯のメンテナンスを行う習慣をつければ、虫歯や歯周病の進行を止めることも可能になります。当院では、検診時にプラークコントロールをチェックして、その人に合った歯のみがき方を指導させていただきます。

シーラント
シーラントとは、奥歯の噛み合わせの部分にプラスチックを埋め込んで、その部分を虫歯予防する方法です。その方法は非常にシンプルで、シーラントをする歯の溝をきれいにし、そこにレジンを貼り付けるのです。(レジンとは、軽い虫歯治療の時につめる白いもの)
奥歯など歯磨き時にブラシが届きにくい場所に有効です。実際に行う際には、本来の噛み合わせをずらすことになるので、噛み合わせに注意しながら進めます。

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