2018年2月28日水曜日

歯ブラシや歯磨き粉のテレビCM等で「歯周ポケット」という言葉を聞いたことはありませんか?

歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌に感染し、歯ぐき(歯肉)が腫れたり、または出血などで疲弊し、最終的には歯が抜けてしまうという恐ろしい病気です。虫歯のように歯が黒くなったり、穴が空いたりすることが無いため、基本的に痛みを感じないまま進行します。放置すると膿が出て、口臭がひどくなり、歯が抜け落ちてしまいます。

歯周ポケットとは
歯ブラシや歯磨き粉のテレビCM等で「歯周ポケット」という言葉を聞いたことはありませんか?歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目の溝のことです。歯は、歯茎とぴったりつながっているように見えますが、実際は歯と歯茎の間は隙間があります。その隙間が3mm以下ならよいのですが、深い溝になっていくと、口の中に汚れが溜まりやすくなり、歯周病が進行していきます。深さは健康な歯茎で1〜3mm、中程度の歯周炎があると4〜6mm、歯周病が進行した場合は7mm以上になることがあります。
歯肉炎
歯ぐきが炎症すると、赤く腫れて出血も多くなります。この状態の場合、まだ歯を支える骨までには達していません。
軽度歯周炎
歯ぐきの炎症が進行すると、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットという隙間ができます。この状態になると、歯を支える骨にも影響が出てきます。
中度歯周炎
歯ぐきの炎症によって、歯を支えている骨が徐々に破壊されてしまいます。この状態になると、次第に歯がグラグラしてきます。
重度歯周炎
炎症が進み、歯を支えている骨がほぼなくなってしまいます。食べ物を噛むことも困難になり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病予防にはプラークコントロールが重要です。
プラークコントロールとは、口の中のプラーク(歯垢)を減らすことです。プラークは、食べカスではなくて、細菌の塊で、むし歯や歯周病の主な原因となります。プラークコントロールをしっかりと行ってプラークを減らせば、歯周病の予防・改善ができます。
プラークコントロールの基本は、正しい歯磨き(ブラッシング)です。
歯磨きによって、歯や歯茎に付着した細菌・プラーク(歯垢)を取り除くことができます。歯周病を予防するためにも正しい歯磨きの仕方をマスターしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿