2017年6月6日火曜日

初期の歯周病まで含めるとその罹患率は8割~9割にもなると言われています

成人の過半数以上が羅患している歯の病気です。日本の歯科疾患実態調査によると、「歯周病」は成人の過半数以上が罹患している疾患とされており、初期の歯周病まで含めるとその罹患率は8割~9割にもなると言われています。
自覚症状が長く現れないので、実際は2030代での感染も珍しくないのです。歯周病は歯ぐきと歯を支える骨の病気なので、放っておくと最終的には歯を失ってしまいます。その場合、むし歯のない健康な歯がいきなり抜けてしまう場合も多いのです。加齢にともない、歯周病も進行していく可能性があるので、適切な処置が必要です。歯周病におかされてい

歯周病の検査方法
歯と歯ぐきの間に器具を入れて歯周ポケットの深さを測っていきます。歯周病の進行程度や歯石の付着程度などを検査して治療の計画を立てていきます。
歯肉
歯肉溝にプラークがたまり、歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットが形成されます。まだ、歯槽骨の吸収は認められません。

P1
歯肉は炎症を起こし、少し赤みを帯びてきます。ブラッシングをすると出血を伴います。この頃から歯槽骨の吸収が始まり、歯周ポケットは4mmほどになります。
P2
歯肉の炎症は進み、出血や排膿を伴います。歯槽骨の吸収も進行し、歯根膜も破壊されてきます。歯周ポケットは57mmくらいになります。

免疫力低下→「歯周病」のリスクが高まる!
歯周病は、歯周病菌が原因です。 通常は、免疫機能を持つ「白血球」がこの「歯周病菌」と戦っているため、症状の進行が抑えられています。しかし、喫煙をしていると、この「白血球」の免疫機能が著しく低下します。さらにはニコチンにより血管が収縮してしまうため、白血球そのものがはこばれにくくなります。 つまり、喫煙をしていると歯周病になりやすく、さらには治療をしても治りがとても悪くなってしまうのです。

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