2017年6月1日木曜日

健康な繊維や骨を破壊していきます。

日本人の80%が患ったことのある病気で、風邪のように自然完治は決してありません。初期症状はほとんど無く中等度以上に病状が進むと歯肉からの出血や口臭などが気になり、さらに進むと歯の動揺をきたし、咬むと痛みが出て最後には抜けてしまいます。最近では、歯周病は心臓病、肺炎、低体重児出産などの全身の病気にも影響するといわれています。
歯周病(歯槽膿漏)の大きな原因は食べカスを栄養源とす る細菌です。清掃不良部位の細菌の増殖によるものがほと んどで、一度歯周ポケットを形成するとブラッシングのみ では除去できません。空気を嫌うこの細菌は歯の根の方向 に深く進もうとする傾向があります。こうして歯を支える 健康な繊維や骨を破壊していきます。

予防歯科 検査メニュー
予防歯科では、お口の健康状態や病気の有無のチェックなどのために、検査を行います。以下では、予防歯科で主に行う検査をご紹介します。
定期検診(主に歯周病検診)
定期検診では、むし歯や歯周病の有無のチェック、入れ歯などの不具合がないかのチェック、咬み合わせや歯の生え具合の確認など、お口全体の状態を調べます。もしむし歯や歯周病にかかっていても初期段階で発見・治療できます。当院では、診療後に、患者様のお口の状態に応じて次回の定期検診の時期をご案内しています。次の検診のときまで健康な口腔内環境を保てるよう、自宅でのブラッシングもしっかり行うようにしましょう。
プラークの染め出し
赤い染めだし液を口に含んでプラーク(歯垢)を染色し、プラークが残っている箇所を調べます。プラークの染め出しをすることで、普段磨き残しをしているところを目で確かめることができます。

ブラッシング指導
自己流のブラッシング方法では、どうしてもみがき残しができるものです。当院では、お口の状態をチェックして、患者様一人ひとりに合わせた歯ブラシの選び方やブラッシング方法を指導します。

PMTC
専用の機器を使用して行う歯のクリーニングです。自宅でのブラッシングでは落としきれないプラークや歯石を徹底的に除去します。

シーラント
奥歯の溝を歯科用プラスチック樹脂で埋める治療法です。生え替わったばかりのお子さまの奥歯には複雑な溝があり、汚れがたまってむし歯になりやすくなっています。シーラントを行うことで食べカスが詰まりにくくなり、むし歯を予防できます。

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