2017年6月12日月曜日

矯正治療は、長い治療期間を必要とします

患者さまと矯正医が協力体制と信頼関係を保ちながら、途中であきらめないよう頑張ることが必要です。
矯正治療は自分の歯を移動させることによって、新しい歯並び・咬み合わせをつくる治療です。長い期間を要しますが、作り物の歯で綺麗にする治療とは違い、全て自分の歯で本物の美しい歯並びを獲得できる唯一の方法なのです。矯正治療では見た目だけでなく、もちろん機能的にも最善の歯並びを目指します。ですから、歯並びが悪いことに伴うむし歯や歯周病のリスクを改善し、バランス良く咬むことで個々の歯にかかる負担を軽くすることにもつながります。歯をより良い状態で長持ちさせ、入れ歯のご厄介になることなく自分の歯で一生楽しく食事をすることができるのです。

矯正治療を行う流れについて
STEP1:初診相談
まずはご心配な点やお悩みの点を詳しく伺い、―見して判断し得る範囲で、矯正治療の概要をご説明いたします。治療に関わる詳細については、検査後の診断時に改めてご説明します。

STEP2:検査
初診相談後、検査を希望される患者さまには当日のうちにレントゲン撮影などの検査を開始いたします。検査は通常1回ですが、場合によっては複数回になることもあります。
STEP3:診断
検査により採得した資料を分析し、以下の事項について診断結果をご説明します。
あごの骨の状態、歯並び・噛み合わせの状態など
治療目標
治療方法、使用する矯正装置
治療期間、通院間隔
治療開始から終了までのスケジュール
矯正治療の治療費、お支払い方法
STEP4:治療
検査結果や診断結果、治療計画などにご納得いただけましたら、同意書を作成し治療に入ります。

STEP5:保定
ブラケットなどの矯正装置を外す段階になっても、治療は終わりではありません。治療により歯並び・噛み合わせが整ったように見えても、歯は元の位置に戻ろうとする性質があるため、矯正装置を外したまま放置するとまた歯並び・噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。そのため、これを防ぐためにリテーナー(保定装置)という装置を使用して安定をみていく期間も必要になります。

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