2018年9月5日水曜日

被せ物「冠」です。前歯が欠けたりした場合、この治療法をおススメします

審美歯科治療とは、皆様がご存知の通り、白い詰め物や、かぶせ物を利用して美しい歯を手に入れる治療です。
しかし、我々、専門家からの視点での審美歯科治療は下記のようなものとなります。「歯本来の機能を回復させ、綺麗な歯にすること」患者様にとっては「美しさ」だけが達成されれば他はどうでもいいと思われている方もいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。

場合によっては、食べ物をしっかり咬むことができなくなったり、不定愁訴と呼ばれる原因のわからない「頭痛」「腰痛」などを引き起こすこともあります。審美歯科治療の大前提として、歯本来の「機能性」を回復・維持することに主眼を置き、その上で「審美性」を追求することが大切です。
従来のレジンや金属に代わって「セラミック」を使用した詰め物や被せ物(セラミックインレー・セラミッククラウン)で、歯の治療を行うものや、審美性を高めるために歯の表面を薄く削り、セラミックの薄片を接着する(ラミネートベニア)などがあります。セラミックの最大の特長は、他の素材に比べて天然の歯に最も近い色調と透過性を再現でき、かつ強度も十分なので、金属アレルギーもないので、とても人気のある治療法です。

セラミックインレー
「詰め物」をセラミックにしたものです。従来はレジン、銀、金などがありますが、口を大きく開けたときにチラっと見えてしまうのが嫌な場合にセラミック(またはハイブリッド)を使用します。

セラミッククラウン
被せ物「冠」です。前歯が欠けたりした場合、この治療法をおススメします。歯茎の変色も抑えられるため、驚くほど自然に仕上がります。
ラミネートベニア・セラミッククラウン
ラミネートベニア法は、歯を白くしたい、歯の形・大きさ・歯並びを変えたい、あるいは歯のすき間を改善したい場合に応用される治療方法です。歯の表面をセラミック素材による付け歯(セラミックでつくった薄いシェル、付け爪のようなもの)を貼り付けることによってカバーするので、歯と歯のすき間を改善したり、歯の形を全体的に整えるのに最適です。

ハイブリッドセラミック
セラミックとレジン(歯科用プラスチック)を混ぜ合わせた補綴物による治療方法です。セラミックの「自然な美しさや硬度」という特性、プラスチックの「粘り強い」という特性を併せ持っています。また、金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配がありません。「破折しにくい素材で治したい」「噛み合う歯を傷めたくない」という方におすすめです。

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