2018年9月14日金曜日

歯周病は、口腔内に影響を及ぼすだけでなく、全身へも悪い影響を与えます

予防歯科というのは虫歯や歯周病などの予防を行う診療科です。当院ではこの予防歯科を重視しており、治療を行うのではなく、治療の必要のない口腔内環境を整えるためのサポートを行っております。歯科としては病気を防ぐのも大切であり、重要な役割の一つだと考えているのです。そのためのこだわりとして、以下の3点を当院では採用しております。
歯を失う原因の60%以上が歯周病

歯周病は、歯の表面にプラーク(歯垢)がたまり、その中の歯周病菌が増殖することによって、歯を支える土台である歯周組織や骨を破壊します。歯ぐきや歯を支えている顎の骨などが破壊され、放っておくと最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうことがあります。
また、自覚症状がなく、自覚症状が出たときには相当進行している恐ろしい病気です。
歯周病と体への影響
歯周病は、口腔内に影響を及ぼすだけでなく、全身へも悪い影響を与えます。歯周病菌が血液を通じて体内に侵入すると、心筋梗塞や糖尿病といった全身疾患を悪化させるだけでなく引き起こす原因となることがあります。
妊娠中であれば早産のリスクが高まります。

セルフケア
歯ブラシ・歯間ブラシによるブラッシングや義歯のお手入れなど、毎日ご自身でするケアがお口の健康を守る基本。ご来院時には歯科衛生士がその効果的なやり方をやさしく丁寧にアドバイスします。
担当衛生士によるケア
こまめにセルフケアをしていても、歯の裏側や隙間などには取りきれない汚れがたまり、次第にバイオフィルム(水垢状になった細菌の集合体)や歯石(石灰化した細菌などの塊)へと変化していきます。そんなときは3ヶ月に1回程度(個人ごとに異なる)、定期健診時に「プロフェッショナルケア」を受けていただくことでそれらを除去でき、より虫歯や歯周病の予防効果が高まります。決まった歯科衛生士が担当するので、治療の経過をわかりやすくご説明いたします。

[プラークコントロールの基本ブラッシング]
歯周病予防の基本は正しい歯磨き(ブラッシング)です。歯磨きによってプラークコントロールがある程度可能です。1にも2にも正しい歯磨きが何よりも大切なのです。歯周病の原因である歯や歯の周りに付着した細菌、歯垢(プラーク)をできるだけご自身で取り除き、増殖を抑えてください。

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