2018年9月26日水曜日

たとえば虫歯治療では、虫歯になると歯を削ります

虫歯や歯周病は、風邪やケガなどと同じように、なってから治療するものと思われてきました。
実はこの認識は、残念ながら「間違っていた」といえます。一度虫歯や歯周病にかかると、歯や歯ぐきを元通りにすることはできないからです。

予防意識を持つ重要性
予防の重要さがなかなか理解されなかった日本と比べ、歯科先進国である欧米では、かねてから予防が当たり前のことと認識されてきました。歯科医院で定期的に専門的なメインテナンスを受ける習慣が根づいていることから、年齢を重ねても多くの方が自分の歯をたくさん残せています。次のグラフを見ると、日本との差は明らかです。
たとえば虫歯治療では、虫歯になると歯を削ります。治療をすれば一旦はよくなりますが、一度治療をした歯には、次に再発のリスクが生まれます。その結果、再発・再治療をくり返し、歯はどんどん削られていってしまうのです。

それを防ぎ大切な歯を守るには、「予防」が欠かせません。毎日きちんと歯みがきをすることに加え、歯科医院で定期的に歯科医師のチェックと専門的なメインテナンスを受け、積極的に予防に取り組むことが重要になるのです。
プロのケアでより確実に
毎日しっかり歯みがきしていても、お口の中を完全にきれいにすることは難しいものです。そこで歯科医院での専門的なメインテナンス、プロケアを受け、より確実に予防につなげましょう。当院の予防歯科では、次のことを行っています。

PMTC (プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
歯科医院でしかできない、専門的な歯のクリーニングです。おもに歯科衛生士が施術します。歯と歯、歯と歯ぐきの間の汚れをすみずみまで取り除き、虫歯・歯周病を予防します。

シーラント
奥歯にある深い溝は、汚れがたまりやすいうえに歯みがきにしにくく、虫歯になりやすいのが特徴です。そこであらかじめレジン(歯科用プラスチック)でその溝を埋め、虫歯予防につなげます。お子様に行う処置です。

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