2020年3月16日月曜日

定期健診では、まず虫歯や歯周病などの炎症の有無や噛み合わせを調べます

歯の予防
ずっと健康な歯でいたいから。
虫歯や歯周病を防ぐ一番の近道は、定期健診を受けることです。虫歯や歯周病というのは、進行がある程度進まないと痛みなどの自覚症状が出ない厄介なもの。ですが、自覚症状が出る前に早期発見・早期治療ができれば、歯へのダメージを最小限に抑えながら短時間で治療できます。

定期健診を受ける頻度については、患者さんのお口の汚れ具合や虫歯・歯周病のなりやすさにより異なりますので、歯科医師がアドバイスいたします。ご提案した頻度で検診を受ければ、多くの場合は虫歯や歯周病の急激な進行を防ぐことができます。
定期健診では何をするの?
定期健診では、まず虫歯や歯周病などの炎症の有無や噛み合わせを調べます。その際、必要に応じてレントゲン・CTを使用します。
次に行うのは、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。毎日の歯磨きでは、磨きグセなどによってどうしても磨き残しが出る上、歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)内の汚れは、歯磨きで落とすことはできません。

PMTCでは、専用の機械を使ってこうした通常のブラッシングだけでは太刀打ちできない汚れを落とし、歯をピカピカに磨き上げていきます。口腔内の環境を清潔に保つことは虫歯・歯周病予防や口臭予防にも繋がります。歯に当たる部分は柔らかい素材のものばかりなので、痛みもなく安心です。お子さまの場合は、希望に応じて虫歯予防のためにフッ素塗布をします。

歯周病治療
歯垢や歯石を除去して歯周病を予防。
「歯磨きのとき出血する」「口臭が気になる」「最近、歯が長くなった」「歯と歯の間に食べ物がよく挟まる」「歯茎が腫れている」…これらの症状が思い当たる方は、歯周病の可能性があります。歯周病とは、歯周ポケット(歯と歯肉の境目)に歯垢が蓄積することで細菌が繁殖し、歯肉が炎症を起こす病気です。進行すると歯の土台である骨を溶かかすため、結果的に歯を失うことになります。正しい歯磨きと定期的な歯石取りで予防できる一方で、初期・中期の段階では痛みや歯のグラつきを感じにくいのが歯周病の怖さです。気づかないうちに症状がどんどん進行し、気づいたころには重度の歯周病になっていることが多いのです。
歯周病の主な治療法は、歯石の除去です。レントゲンと歯周病検査で炎症の程度を調べ、まず歯茎の浅い部分の歯石を除去し、腫れが引いたら深い部分の歯石を取ります。その際、当院では痛くないように必要に応じて麻酔をするので安心です。また、歯周病は磨き残しが原因で起こることが多いため、ブラッシングの指導も行っています。

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