2020年3月23日月曜日

以前に詰めた詰め物が欠け隙間からむし歯になっている場合があります

削る量を最小限におさえる
むし歯治療というと、イメージするのは“歯を削るドリルの嫌な音”や“銀歯”という方も少なくはないと思います。現在は詰め物の接着性の向上によりこのような古めかしいイメージのむし歯治療は過去のものとなり、その考え方を大きく方向転換しています。現代のむし歯治療には、MIMinimal Intervention=削る量を最小限におさえる)という大原則があります。

コンポジットレジン
きれいなむし歯治療
コンポジットレジンとは歯の色に近いペースト状の樹脂製の素材で、特殊な光をあてることによって短時間に硬まるという特徴があります。歯と接着するため、歯とコンポジットレジンの間からむし歯になりにくく、小さなむし歯であれば保険で短時間で白くできるという利点があります。
コンポジットレジンの治療の流れ
1.古い詰め物の除去
以前に詰めた詰め物が欠け隙間からむし歯になっている場合があります。
また、金属アレルギーをお持ちの方では、口の中の金属の詰め物を除去してコンポジットレジンに置き換える処置を行い、アレルギーを予防することもあります。

2.むし歯の除去
専用の器具を用いてむし歯の部分をきれいに取り除きます。

3.接着剤、コンポジットレジンを詰め光で固める
照射器で光を310秒当てることによって固まります。以前は何分も固まるまで待っていなくてはいけなかったのが、飛躍的に時間が短縮されました。
4.歯の形を整え、かみ合わせをチェックする
余分なコンポジットレジンを除去し、形を整えます。
詰めたコンポジットレジンが高かったり、当たりが強かったりしていないか、かみ合わせをチェックします。
30分程度で治療は終了です。

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