2020年3月12日木曜日

多くの方が「歯周病」という言葉を耳にしたことがあると思います

歯周病って何ですか?
多くの方が「歯周病」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、実際どのような病気なのだろうか?どこの部分の事なのだろうか?などイメージや理解ができていますか?

歯周病は感染症
お口の中には、絶えず細菌が存在しています。十分なブラッシングが行われていないと、細菌が出す毒素により歯肉に炎症が起こります。歯周病の大半はこの歯肉炎から発症し、さらに進行すると歯を支えている組織を破壊し、歯周ポケットが形成されます。重度の歯周病になると、歯が自然に抜ける、または歯科医院で抜歯することになります。放置しておくと一本にとどまらず隣の歯、そして気がつかないうちにお口の中全体に広がっていくのが歯周病の恐ろしいところなのです。
プラークコントロール、早期発見、早期治療が一番大事。
基本的には歯周病の原因となる菌を減らすことです。
第一にブラッシングになります。“磨いてる”と“磨けている”は大きく違います。お口の中は複雑な構造をしているため、各々その部分にあった手法、デンタルフロスや歯間ブラシなどの道具を使用して磨き残しがないように行わなければなりません。また、歯周病菌の活動を活発にする、生活習慣(間食が多い、よく噛まずに食べる、喫煙、毎食後すぐ磨かない…)の改善が大切になります。
また、歯周病を防ぐために効果的なのは年に12回の歯科医院で定期健診を受けることです。的確な診断をしてもらい、個人にあったブラッシング手法を習得しましょう。また、定期的に自分自身では取り除けない歯垢や歯石などを除去してもらいましょう。

歯周病と診断された場合は早期治療が必要です。内容は進行具合で変わりますが、プラークコントロール、歯石の除去、病的歯根面の清掃、歯周ポケット清掃、被せ物の再製、歯周外科手術(重度の場合)抜歯などの処置があります。


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