2020年3月27日金曜日

歯周ポケットの深さを測ることをプロ―ビングといいます

歯周病は、歯を支える骨や歯茎を破壊する病気で、初期には自覚症状がほとんどありませんが、気づかない間に進行していきます。
歯茎が腫れる、歯茎から血や膿(うみ)が出る、歯がグラグラする、等の症状は歯周病です。重度になると歯が抜け落ちてしまうこともあります。主にプラーク(細菌)や歯石が原因で症状が現れます。
症状が軽い場合は、歯石の除去や歯ブラシの練習などで改善されますが、症状が重い場合、歯石の付着が多い場合は、麻酔をして歯と歯肉の境目深くに入り込んだ歯石の除去が必要になります。治療後も歯周病の進行を予防するためのアフターケアをきっちりと行います。半年~1年に一度、定期健診を受けていただきます。
歯周病の診断
歯茎が健康なとき、歯は歯周組織によってしっかり保持されています。正常な歯茎は淡いピンク色で引き締まっています。

レントゲンによる骨の状態の検査
歯周病の進行度は、歯肉を見ただけでは判断できないので、歯槽骨の破壊状態をX線写真で確認します。X線写真は歯周病の診断・治療計画の立案、さらに治療結果の評価などに活用します。
プロービングによる診査
歯周ポケットの深さを測ることをプロビングといいます。
プロービングによって、歯周ポケットの深さとプロービング時の出血の有無を調べることができ、炎症の存在と歯周病の進行程度が分かります。X線写真だけでは把握できない頬舌側の歯槽骨吸収などの状態をプローブで探って判断します。プロービングはX線写真で骨欠損の状態を把握しながら行います。

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