2020年3月9日月曜日

虫歯や歯周病にならないように管理をしていく予防歯科が不可欠です

人間には三大欲求があると言われていますが、最後まで残るのはやはり食欲といえます。どれだけお金を持っていても、歯が無いためにものが食べられなければ人は生きていけません。好きなものを何でも美味しく食べられる幸せを人生が続く間ずっと感じ続けるためには、トラブルが起きる前に定期的に来院して、虫歯や歯周病にならないように管理をしていく予防歯科が不可欠です。

古い世代の方は時代背景もあり、歯科医院の数が今ほど多くない中で「歯が痛くなってから歯医者に行く」「悪くなったらすぐに抜いてもらう」ということが一般的でしたが、今では虫歯の数もかつてより激減し、歯を残そうという意識が高い方が多くなっています。
日本歯科医師会が「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」という8020運動を推奨していますが、今の時代であれば8020を達成することはそれほど難しくありません。死ぬまで自分の歯で食事を楽しむために、定期検診とともにセルフケアに力を入れて日頃から歯を残せるように努力をすることが大切です。

かかりつけ歯科医院を持つことのメリット
どなたにも内科や耳鼻科、皮膚科などのかかりつけの先生があるように、歯科でもかかりつけ歯科医を持つことは、お口の健康と全身の健康を守るために大切なことです。人間ドックを例に挙げると、ずっと同じ病院で受けていると過去のデータが蓄積されていき、経時的な側面も考えた詳細な評価が可能になります。

しかし毎回違う病院で人間ドックを受けた場合はその場限りの評価しかできないため、医師の側も過去との比較ができず、同じ数値があったとしても以前より改善しているのか悪化しているのかという判断をすることが難しくなります。
かかりつけの歯科医院で定期的に治療や検診を受けていると、例えば歯磨き方法に癖があって部分的に磨けていない部分があるという方は、クリニック側がその癖を把握していてその箇所を重点的にクリーニングするように歯科衛生士が心がけるなど、かかりつけならではのきめ細かいケアができるため、予防歯科の効果もより高まります。

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