2018年6月13日水曜日

歯を失う原因の第1位は虫歯ですが、歯周病もムシ歯の次に歯を失う大きな原因になっています

35歳~44歳の人ではおよそ85%、45歳~54歳では90%の人が、歯周病にかかっています。つまり、ほとんどの大人が程度の差はあっても、歯周病にかかっているといっても過言ではありません。(厚生労働省歯科疾患実態調査1999年より)
歯周病は、歯を失う大きな原因のひとつです

歯を失う原因の第1位は虫歯ですが、歯周病もムシ歯の次に歯を失う大きな原因になっています。特に40歳あたりからは、歯周病の比率が高くなっています。
歯周病は、歯を支える周りの組織に起こる病気です

歯の周りには、歯を支える組織(歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨)があります。歯周病は、これらの組織が細菌に感染して起こります。また、歯の周りだけでなく全身的な要因・病気も原因となります。たとえば糖尿病の患者さんには、かなり重度の歯周病患者が多いのですが、糖尿病が悪化すると、歯周病も悪化するという関係が見られます。
歯周病の症状
 こんなことに思い当たりませんか
歯を磨くときやリンゴを食べたとき、歯ぐきから出血することがある
口臭があり、親しい人から口が臭いと言われたことがある
朝起きたとき、口が粘ついたり、妙な味がする
冷たい水を飲むと、ムシ歯もないのに歯や歯ぐきがしみて痛い
歯ぐきが赤くはれたり、痛むことがある
歯ぐきからウミが出ることがある
歯がグラグラと動く感じがする
歯ぐきがむずがゆい感じがする
歯と歯の間に、よく食べ物がはさまる
鏡で見ると、前よりも歯が長くなったように感じる
歯周病の予防と治療
自分で行う歯周病予防
歯周病やムシ歯の原因は、歯垢です。この歯垢は、ていねいなブラッシングによって、大部分取り除くことができます。程度の軽い歯周病であれば、ブラッシングで治してしまうことも可能です。

ブラッシングの指導
歯科治療の最も基本になるのが、正しいブラッシングを患者さんに知ってもらうことです。歯科医師による診断と治療方針により、歯科衛生士がブラッシングを指導します。

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