2018年6月26日火曜日

虫歯と歯周病の違いとは?

赤信号、黄信号だった人はもちろん、青信号だった人も、年齢が上がるにつれて虫歯&歯周病リスクも上がるので、油断は禁物。まずは虫歯&歯周病の原因を知って、正しいケア方法を身に付けましょう。

虫歯と歯周病の違いとは?
虫歯も歯周病も口中の細菌によって起こりますが、原因菌が違います。簡単にいうと、虫歯は歯の組織に虫歯菌が感染して歯が溶かされ、歯周病は歯と歯肉の境目の溝に歯周病菌が感染して歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が溶かされる炎症です。虫歯は初期段階から痛みを感じ、神経にまで及ぶと激痛を感じますが、歯周病はかなり進行して腫れがひどくならないと痛みを自覚しにくいという違いがあります。
虫歯ができる4つの条件とは?虫歯ができる必須条件は次の4つです。
歯がある
口中に虫歯菌がいる
虫歯菌の栄養源(糖類)がある
虫歯菌が増える時間がある
虫歯菌の栄養源となる糖類は、甘いお菓子だけでなく、惣菜の調味料や、米、パンなどの炭水化物にも含まれます。虫歯菌が増えると、そのかたまりである歯垢に酸が発生し、酸が歯を溶かして虫歯ができてしまいます。

40歳以上の日本人の約7割は歯周病!
虫歯とともに気を付けたいのが歯周病です。歯と歯茎の境目に歯周病菌が集まると、歯茎が炎症を起こし、放っておくと歯を支える骨まで溶けて歯が抜けてしまいます。「朝起きると口の中がネバネバ」「歯を磨いただけで血が出る」「口臭が強い」「歯茎が熟したトマトのように赤い」「歯がグラグラ」——こんな人は、歯周病の可能性大です。
歯周病はさまざまな病気の原因に!
日頃、歯磨きを怠っていると、歯周病菌は約3カ月毎に口中で倍増します。そして、歯周病菌と闘ってできた血ウミが歯肉から染み出てきます。歯周病になってしまうと、常にその血ウミを唾液と一緒に飲み込んでいる状態になる…と考えるとゾッとしますよね。口の中が菌だらけで不潔だと、口内炎ができやすくなり、風邪も治りにくくなります。歯周病菌が血管に入り込むと、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞などのリスクが高まるほか、糖尿病を悪化させる原因にもなります。また、妊娠中に歯周病になると、早産や流産、低出生体重児などの要因にもなります。

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