2018年6月8日金曜日

福祉国家として有名なスウェーデンでは、80歳以上の方の歯の平均本数は20本を大きく越えています

一方日本では、80歳以上の方の歯の平均本数は約5本という統計が出ています。片や、ほとんどの歯を生涯使っていて、片やほとんどの歯を失ってしまう。その原因は、予防という考え方が浸透しているか、していないかという事です。PMTCは、時間的に約3040分程度です。痛みはなく、むしろ気持ちいいと思います。PMTCを年に数回受けて頂ければ、後はご自宅でのケア次第で、歯をずっと使い続けられる可能性が高まります。スウェーデンやフィンランドでは、かつて虫歯の数がとても多い国でしたが、国民的にPMTCが浸透してからというもの、虫歯の数が年々劇的に減っていきました。虫歯や歯周病の予防にとても有効です。

PMTC(プロフェッショナル・メディカル・トゥース・クリーニング)
お口の2大疾患(ムシ歯と歯周病)の原因は歯垢(細菌の塊)です。歯垢(細菌の塊)をとることをプラークコントロールといいます。 プラークコントロールを実践するためには毎日のブラッシングが大切で、日々ご自身で行うことからセルフケアーのひとつといえます。
セルフケアーですべての歯垢をとりきる事が理想ですが、現実にはなかなか上手くはいきません。 そこでセルフケアーで十分にプラークコントロール出来ない部分をサポートするのがプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング PMTCです。PMTCは、専門のトレーニングを受けた歯科医師・歯科衛生士が、歯の表面についた歯垢(細菌の塊)や沈着物を特殊な医療器機を使って完全に取り去った後、 歯垢(細菌の塊)の再付着を防ぎ歯の質を強くするためにフッ素を塗布する行為をいいます。ムシ歯・歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化され,現在多くの国で行われています。 前述の唾液検査の判定のもと各々のリスクに応じた間隔でPMTCを受ける事でムシ歯の再発及び歯周病の進行を防ぐことができます。
予防歯科治療ってどんなことをするの?
歯のチェック
虫歯・歯周病がある場合はそちらの治療を優先する必要があります。そのため、まず治療が必要な歯がないかを、歯科医がチェックします。
唾液検査
唾液によって、虫歯にかかりやすい人がいることがわかりました。効率良く治療を行うために、唾液検査が施行されることがあります。
PMTC(ピー エム ティー シー)
歯磨きをしっかりしていても、歯と歯ぐきの溝や歯と歯の間には歯垢がたまってしまいます。歯科衛生士が磨き残した歯垢を完全に落とすことで虫歯や歯周病の原因を取り除く治療がPMTC(ピー エム ティー シー)です。
フッ素塗布
定期的にフッ素を歯の表面に塗ると、虫歯菌が出す「酸」に負けない強い歯になり、虫歯

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