2018年6月12日火曜日

歯根の周囲にまで炎症が起きています。残った部分も取り除くしかありません。

虫歯・歯周病の原因となるプラークやバイオフィルムと呼ばれる膜はご自宅での歯みがきだけでは落としきれません。
歯周ポケットの内部にできたプラークやバイオフィルムは、歯科医や歯科衛生士でなければ除去不可能です。つまり口腔内環境の健康維持には、ご自宅でのケアと歯科で行うケアを両立して行うことが欠かせません。

虫歯の進行
C0(初期段階)
痛みはありません。表面のエナメル質が少しだけ溶けています。
C1(エナメル質の虫歯)
まだ痛みはありません。エナメル質が溶けて黒ずんできます。
C2(象牙質の虫歯)
飲食の際に「歯にしみる」嫌な感覚が出てきます。エナメル質が解けて、象牙質に到達しました。
C3(神経の虫歯)
静かな状態でも痛みが生じます。象牙質の奥にある神経にまで虫歯菌が到達した状態です。
C4(歯根の虫歯)
歯根の周囲にまで炎症が起きています。残った部分も取り除くしかありません。
予防治療のメリット
虫歯や歯周病など口腔内の病気を未然に防げます定期的に口腔内をチェック、クリーニングすることにより、虫歯や歯周病になりにくい環境を保つことができます。

病気の早期発見・早期治療ができます
定期的に検診を受けていれば、もし、虫歯や歯周病になっていたときも早期の状態で発見することができ、治療にもすぐに取りかかれます。早期であればあるほど治療の痛みや歯を削る量を軽減でき、ご自身の歯を長く健康に保つことができるのです。

治療期間が短くなり、治療費が抑えられる
病気が見つかっても、早期であれば大きな治療になることは少なく、治療期間も短い、治療費も少なくてすみ、身体的にも経済的も負担がかかりません。
定期検診が大切です
ご自身の歯を少しでも多く残すこと、すなわち自分の歯で食事をすることは健康に長生きする秘けつです。痛くなってから治療し、虫歯を完治させることも大事ですが、再発させない、虫歯にならないことがもっとも重要です。当院では、虫歯をはじめとしたお口のトラブルを未然に防ぐ予防治療の考え方により、定期検診をおすすめしています。

ご自身の毎日のケアだけでは十分ではない部分を、プロの予防ケアにおまかせください。定期的に検診を受けることで、新たな虫歯ができていないか、歯周病が進行していないか、咬み合わせは正常かといったことを確認できます。早期発見・早期治療を心がけましょう。早ければ早いほど時間も費用も少なくすみ、からだに負担をかけずに健康を守ることができます。

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