2018年6月29日金曜日

口腔の審査と定期的なレントゲン撮影により、口腔健康の変化を確認します

成人が歯を失う原因の60%が歯周病で、40%が虫歯です。歯周病は、歯周細菌と呼ばれる細菌などが、歯周ポケットに入り込むことで発生します。自覚症状を伴わない状態で進行していくため、歯や歯ぐき、そして骨までも、いつのまにか再生不能に陥っているというケースも少なくありません。生涯自分の歯で美味しい食事を楽しむためには、定期的に歯科医院に通い、歯周病を予防していくことが大切です。

予防歯科というのは、歯が悪くなる前に、未然に防ぐということです。それは、虫歯や歯周病は勿論、僅かなかみ合わせのズレにより、歯に亀裂が入ったり(Micro Crack)、歯がかけたりすることまでも予防するのです。歯は、私達が健康で豊かな人生を送るために必要不可欠な器官です。歯がなければ、おいしいものを味わって食事を楽しむことも、栄養を効率よく吸収すること もできません。また、発音も困難になるため、会話を楽しむことができません。笑顔に自信も持てなくなることでしょう。予防歯科の処置を受ければ、虫歯や歯周病を発生させずに、健康な口内環境を保つことが出来ます。そうすれば、歯を失うことが無くなるだけでなく、全身的な 病気の悪化を抑制することにもつながります。
口腔の審査と定期的なレントゲン撮影により、口腔健康の変化を確認します。虫歯が出来始めていたり、歯周病の傾向が見受けられた場合には、その原因が何なのか、確認致します。そして、同じことが起こらないよう、相談した上で、治 療を行います。虫歯や歯周病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありませんが、予防歯科のメンテナンスにより初期の段階で発見できれば、治療も最小限で済みます。それ により、治療費や治療期間も抑えることもできます。
プラークコントロールには、フロスが必須です。歯と歯の間は、ブラシが届かず、歯ブラシではプラークを、除去出来ないのです。デンタルフロスは、ナイロン製の細い糸を束ねた清掃器具です。このデンタルフロスの適切な使い方を身に付ければ、歯ブラシだけの場合よりも何倍も効率よく プラークを除去することができます。歯の健康を守るため、是非、フロスの使用法ををマスターして下さい。

PMTCは、歯科のプロフェッショナルである歯科医師や歯科衛生士が行なう歯の清掃です。
患者様ご自身による毎日の歯磨きでは除去しきれない歯垢や細菌の塊を、専用の器具と研磨剤を使用して徹底的に取り除きます。専用の器具といっても先端は柔らかい素材のため、処置中に痛みを感じることはありません。

皆さまは、歯科医院をどのように利用されていますか?おそらく多くの方が、歯が痛いなどの自覚症状が出てから歯科医院に行くのではないでしょうか。しかし、自覚症状が出たときには、すでに虫歯や歯周病などの病気がかなり進行している場合がほとんどです。
虫歯や歯周病は重度になると、歯を抜かなければならなくなります。治療ができたとしても大きく削ることで、歯の寿命を縮めてしまいます。自分の歯を健康な状態で長く使えるようにするためには、歯が痛くなってから歯科医院に行くのではなく、予防のために定期的に歯科医院にメンテナンスにいくことをお勧めいたします。

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