2018年6月20日水曜日

歯を守る大事な機能にpH 緩衝機能もあります

歯に関する「8020」という数字を見たことがありませんか? 
これは「8020運動(ハチマルニイマルうんどう)」という、日本歯科医師会と厚生労働省が推進している運動で、80歳時点で自分の歯を20本残しましょうというものです。しかしながら、実際のところ、日本において80歳の方が残せているご自分の歯は約14本程度、20本以上歯が残せている方は、全体の4割にも満たないという調査結果があります(平成23年歯科疾患実態調査)。

PMTC
PMTC」とは「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」の略で、専用機器を使う歯のクリーニングのことです。自分でどんなに丁寧に磨いていてもすぐに汚れが溜まる部分や歯ブラシが届かない部分は必ずあります。PMTCは、こうした部分の汚れまで完全に除去して、虫歯や歯周病の原因をなくします。また、歯のエナメル質を強化するフッ素を塗布することで、虫歯に強い歯質に変えることができるのです。
ブラッシング指導
毎日歯を磨いているのに虫歯になってしまう。もしかしたら、キチンとブラッシングができていないのかもしれません。歯みがきは場所によって適した磨き方があります。正しいブラッシングの指導を行っていますので、お気軽にご相談下さい。

プラークコントロール
予防歯科として最も有効な手段は、プラークコントロールです。プラークを除去するためには、やはり毎日の歯磨きが重要です。必要に応じて、デンタルフロスや歯間ブラシ等の併用が効果的です。

人はさまざまなトラブルで歯を失ってしまいますが、その原因のほとんどが虫歯歯周病といったお口の感染症。これら病気そのものでも歯を失いますが、治療を重ねることによっても歯の寿命を縮めてしまうのです。こういったお口の病気は、病気のメカニズムから適切な処置が行える歯科医院の予防歯科メニューで未然に防ぎましょう。

歯は健康の要
【歯の再石灰化】
食物に含まれる糖は分解され酸に変化します。このまま放置すると酸がエナメル質をとかして虫歯へ進行していきますが、だ液にはカルシウムやリンなどのミネラルが多く存在しており、これが常に歯を修復しています。この働きのことを「再石灰化」といい、これにより虫歯の進行を防いでいます。
歯科材料
pHの維持】
歯を守る大事な機能にpH 緩衝機能もあります。口腔内は中性を保っていますが、食後などは強い酸性の状態になり、そのままでは歯が簡単に溶けてしまいます。だ液は酸性に傾いた口腔内を元の状態に戻し、虫歯になるのを防いでいます。

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