2018年6月6日水曜日

『PMTC』は、、歯科医師や歯科衛生士が専用機器を使って行なう歯のクリーニングです

毎日きちんと磨いているつもりでも、歯並びやブラッシングの癖により、歯ブラシの届きにくい部分や汚れが溜まりやすい部分ができてしまいます。そこで、歯ぐきの縁から13mm下のプラークが多い歯面を中心として、徹底的にきれいにしていきます。

特に、ブラッシングでは簡単に落とせないバイオフィルム()、たばこのヤニや茶シブのなどの着色汚れを落とすのに効果的です。また、使用するペーストにフッ素が含まれているので、虫歯予防の効果が期待できます。終了後は爽快感が広がり、お口の中がさっぱりします。13ヵ月に1回ほど受けていただくと、虫歯・歯周病の予防により効果的です。
「虫歯になっても、削って治療をすればよくなる」
このように考えている方は多いのではないでしょうか。確かに、虫歯の部分を削り取り、硬い金属の詰め物・かぶせ物をすると、何だか以前よりも歯が丈夫になった感じがしますよね。しかし、残念なことに、歯は治療すればするほど悪くなります。

あまり知られていない事ですが、お口の中というのは非常に過酷な環境に置かれています。熱い食べ物、冷たい飲み物が絶えず入ってきますし、物を噛み砕く際は、歯と歯がはげしくぶつかり合います。この厳しい環境が原因で、「歯」と「詰め物・かぶせ物」の間には目で確認できないほどの小さな隙間がどうしても生じてしまいます。そこから虫歯菌が侵入し、虫歯が再発することになるのです。
そして、一度、治療した歯を再治療する際には、さらに大きく歯を削る必要があります。
この再治療のサイクルを繰り返してしまうと、最終的には削る歯もなくなり、抜歯、そしてインプラント・入れ歯・ブリッジの流れをたどることとなってしまいます。

このことを裏付けるデータとして、成人の方の虫歯治療の70〜80%は、新たにできた虫歯の治療ではなく、過去に治療した歯の再治療であると言われています。1度治療した歯は強くなったのではなく、弱くなったという認識が大切です。治療後、虫歯再発とならないために、予防・メインテナンスの正しい知識を持ち、少しだけこれまでと違う行動をとることが大切となります。

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