2018年5月25日金曜日

一度溶けた骨は二度と元には戻りません。早期発見・早期治療を心がけましょう!

歯と歯肉の境目に歯周病菌(プラーク)がついたままになっていると、歯肉に炎症が起こります。これをそのまま放っておくと、歯の周りの骨を溶かしていきます。最終的には歯がグラグラになって抜けてしまいます。歯周病は、自覚症状がほぼ出ない病気です。自覚症状が出たときには歯周病がかなり進行してしまっているということも少なくありません。一度溶けた骨は二度と元には戻りません。早期発見・早期治療を心がけましょう!
こんな症状がでていたら要注意!
以下のような症状が出たら要注意です。早急に歯科医院に相談してください。歯と歯の隙間が広くなってきた気がする
歯に食べ物が詰まりやすくなってきた気がする
硬いものを食べると歯茎から出血することがある
歯を磨くと歯茎から出血する ことがある
口臭がひどくなってきた気がする
歯茎が赤紫色に腫れている
歯を指や舌で押すとぐらぐらしている
口の中がねばねばする
歯茎から膿がでている
原因とメカニズム
歯周病の原因は多種多様です。細菌性プラークと呼ばれる歯垢(しこう)の細菌感染症が主な原因として挙げられます。私たちの口の中には、およそ500600種類ものの細菌が存在しており、その中のおよそ20種類が歯周病のもとになる細菌です。歯垢(しこう)の付着を取りのぞかなければ硬くなり、歯石(しせき)に変化します。歯石(しせき)になるとブラッシングをしても簡単に取りのぞくことができません。結果、さらに歯石(しせき)のまわりに細菌が入り込み、歯周病が悪化します。

放置するとどうなるか
歯周病を放置すると、自分の歯を失う可能性が高くなります。歯を固定している歯茎がもろくなり、ぐらぐらし始めるでしょう。少しずつ歯並びやかみ合わせが悪くなり、最終的に歯が抜け落ちてしまうこともあります。口臭もひどくなるため、歯周病は早めの処置が大切です。また、歯周病の症状がさらにすすむと、重度の歯周病=歯周膿漏(しそうのうろう)になる可能性があります。歯周膿漏(しそうのうろう)は歯を支えている歯槽骨が破壊される症状のことです。

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