2018年5月30日水曜日

まず歯周病のSTEP1での症状を説明します。

最近、TVCMなどでも聞く様ようになってきた「歯周病」とういう病気ですが、ここでは歯周病の原因を段階に合わせて説明をしていきます。
まず、歯周病の最大の原因は、プラークと呼ばれている歯垢中の中に含まれている細菌が、発生する毒素を「口腔内細菌」と呼びますが、これが原因なのです。また、この口腔内細菌は、歯周病の最大の原因でもあり進行過程でも、大変かかわってくる菌です。

STEP1
まず歯周病のSTEP1での症状を説明します。
歯の表面や歯周ポケットに細菌がくっつきます。また、この細菌が原因で歯肉に炎症がおこります。この炎症が「歯肉炎」です。
次にこの歯肉炎は、どんどん進行していきます。すると歯周組織が壊されてしまうようになります。これを「歯周炎」と呼びます。
STEP2
STEP1)で歯周炎になってしまうと、通常は歯とくっついている歯肉の間に溝が出来てしまいます。この溝を「歯周ポケット」もしくは「歯周溝」と呼びます。歯周病の原因となっている菌(悪玉菌)は、暗く空気が少ないところが好きなので、この暗い歯周ポケットは、菌(悪玉菌)が住みやすくなってしまいます。また、この歯周ポケット内にどんどん溜まった菌(悪玉菌)は、互いにプラークと呼ばれる歯垢や歯石を作り出していきます。また同時に、有害な物質も生み出します。

STEP3
STEP2)で歯周ポケットで発生した有害な物質は、歯肉の炎症を起こします。また歯を支えている歯槽骨を溶かしていくことにより、口臭を発生させます。この段階では、歯周病の初期治療で完治することが出来ます。口臭が気になるなどの悩みも歯周病が原因の場合もあります。まずは、悪化する前に恥ずかしからずに相談することが重要です。
歯周病予防の基本は、毎日ご自宅で行う歯磨きです。しかし、歯磨きだけでお口の中の汚れやプラークを落としきることは簡単ではありません。だからこそセルフケアに加えて、歯医者で行う予防・メンテナンスをご活用いただきたいと思います。

皆さまは歯磨き方法に自信はおありでしょうか?当院の予防治療では、歯科医師や歯科衛生士が、患者さま一人ひとりのお口の形や歯並びに適した歯磨き方法のアドバイスを行っています。正しい磨き方をマスターして、ご自宅でのセルフケアにお役立てください。
とはいえ、どんなに丁寧に磨いても、落としきれない汚れは生じてしまいます。定期的に歯医者で歯のクリーニングを受けることで、毎日の歯磨きでは落とせない汚れを除去し、歯周病のリスクを減らすことが可能です。

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