2018年1月8日月曜日

基本的な治療で、大きく分けてスケーリングとルートプレーニングという2つの方法があります

歯周病とは、歯磨きが不十分などの理由で歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に歯垢がたまっていき、歯垢に潜む細菌が歯ぐきに炎症を引き起こす病気です。進行すると歯を支える骨(歯槽骨)まで溶かしてしまい、最悪の場合には歯が抜けてしまいます。

歯周病は口腔内だけでなく、全身の病気にも深く関わります。歯周病の原因菌が血液の中に入り、その細菌が血中を巡って、早産や、心筋梗塞などのリスクになることが指摘されています。また糖尿病の方は歯周病になりやすく、歯周病の方は糖尿病にかかりやすくなってしまいます。歯周病を治療することは口の中だけでなく、全身の健康を守る意味でも有効なのです。

歯周病の症状をチェック
歯周病は初期のうちに見つかれば、症状を改善し治すことができる病気です。日頃から歯や歯ぐきの状態を確認して、早期発見・早期治療を意識しましょう。歯周病にかかっていないか、下記の項目をチェックしてみてください。
起きたときに口の中がネバついている
歯ぐきが赤く腫れている
ブラッシングを行うと、歯ぐきから出血する
口臭がきつくなってきた
歯と歯の間にすき間ができてきた
硬い食べ物が咬みにくくなってきた
歯が長く伸びてきたような気がする
歯石除去(SRP
歯石とは、歯周病の原因となるプラーク(歯垢)が石灰化したものです。磨き切れなかった歯にプラーク(歯垢)が残ってしまうと、23日で歯石に変化すると言われており、歯の表面にこびり付いた歯石は歯ブラシでは除去できません。 はじめに歯周ポケットの深さを測定し、歯垢、歯石の除去を行っております。歯石除去は歯周病に対する基本的な治療で、大きく分けてスケーリングとルートプレーニングという2つの方法があります。

スケーリング
専用の器具を使って歯石やプラーク(歯垢)を除去する作業をスケーリングといいます。このスケーリングにはスケーラという専用の器具を使います。

ルートプレーニング
ルートプレーニングとはスケーリング終了後に、歯根表面の汚染・軟化されたセメント質や象牙質を除去し、歯根面を硬くなめらかに仕上げることをいいます。歯根面がなめらかではなく、でこぼこしていると、プラーク(歯垢)が付着しやすくなり、それが後々歯周病の重大な原因となります。

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