2018年1月3日水曜日

歯医者さんが定期検診をすすめる理由

虫歯や歯周病は、お口の中の細菌が原因で起こる病気。その細菌のすみかとなっているのが、歯と歯ぐきの間に蓄積する歯垢です。大半の歯垢は毎日のブラッシングで落とせますが、歯と歯ぐきの間にある歯垢は、ブラッシングではなかなか除去できません。

このようなブラッシングでは落としきれない部分は、歯科衛生士によるPMTC(クリーニング)にお任せください。PMTCであれば、歯と歯の間、歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)の歯垢や歯石汚れをしっかり除去できます。PMTCは半年に1回のタイミング、定期検診の際に受けるとよいでしょう。毎日のブラッシングと定期検診で、末長く健康的な口腔内環境を維持しましょう。
ご自宅で手軽に行うホームケア
医院でのメンテナンス以外の期間は、ホームケアになってきます。患者さんが自分1人でしっかりとケアが出来るように、当院ではメンテナンスの際に、ホームケアのアドバイスやブラッシング指導も行っています。注意すべき部位などを一緒に確認し、普段のブラッシングで意識付けすることが大切です。髪が伸びたら美容室に行くのと同じように、口腔内も13か月に一度はご自身で清掃できない部位のメンテナンスに来ていただけたらと思います。

クリニックで行う定期的なケア
クリニックでは、定期的なメンテナンスとして、一般的に1から3か月に1度、口腔内診査と衛生士による専門的なお口の清掃を行うことが理想的です。定期的に口腔内をしっかり確認し、むし歯や歯周病、かみあわせの不具合などを早期に見つけることで、治療期間を短く、また歯の寿命を長くすることにもつながります。また、専門的なクリーニングは、むし歯・歯周病の予防に高い効果があります。
定期健診・歯の予防を行うメリット
定期的に細菌の繁殖を取り除くので歯周病予防になる
症状が悪化する前に治療できるため回数も少なく、比較的安価に治療が行える
自分で磨けていないところを教えてもらえる
いつまでも自分の歯で噛むことができる

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