2018年1月29日月曜日

虫歯は、気がつかないうちに歯の内部まで進行する感染症です

虫歯の原因細菌がお口の中の糖分を利用して「酸」を作り、その酸によって歯が溶かされ、神経や歯にダメージが起きる病気です。放置しているとズキズキと激しい痛みがでるだけではなく、歯が折れたり、神経が腐ってしまいます。また、ひどい場合には歯を抜く原因になることもあります。

C0:虫歯の初期の状態
CO(経過観察)の段階であれば、しっかりした処置をすることで歯を削らずに自然治癒(再石灰化)させることができます。
C1:エナメル質が溶け歯の表面に穴があいている状態
虫歯の初期段階であるC1になると、治療が必要になりますが、虫歯を削りレジン(プラスチック)を詰め、1回の治療で終えることができます。

C2:穴が象牙質にまで拡大している状態
冷たいものを飲むことで歯に違和感を覚えるのは、C2の段階です。この段階までであれば、歯を削る量は可能な限り少なくすることができます。また、治療回数も2回程度と短期間で終えることが可能です。
C3:歯がかなり失われている状態
C2の時よりも痛みの自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、神経を除去する治療が必要になります。そして、神経除去後は歯が非常にもろくなりますので、クラウンなどの「かぶせもの」を装着することになります。治療回数は5〜6回かかります。神経除去治療は肉眼では見えない手探りの根気のいる治療になります。そのため、C3以降の治療は長い治療期間をともなった治療となります。つまり、痛い治療が嫌だからといって、治療を先のばしにしていると大きな痛みと長い治療期間という、まさに患者さんにとって一番辛い状況に陥ってしまいます。

C4:歯の根しか残っていない状態
残念ながら、ここまできてしまった歯は基本的に残すことができません。しかし、周囲の骨、歯の根の状況などによっては歯を残す治療も可能となることもあります。治療回数は7〜8回程です。まずはご相談下さい。

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