2018年1月15日月曜日

健康な歯をいつまでも保つため、予防を始めましょう!

日本の成人が歯を失う原因は虫歯だと思われがちですが、なんと第1位は歯周病で、虫歯は第2位という結果が出ています。どちらも原因菌による感染症で、治療せずに放っておくとどんどん進行してしまうので早期発見・早期治療が望ましいです。日本の成人の約8割が予備軍、またはすでに発症しているといわれている歯周病は、虫歯と同じように予防が可能な病気です。

治療よりも予防がおすすめです
虫歯や歯周病にかかってしまうと、病気の痛みだけでなく治療の負担もかかってしまいます。しかし病気を未然に防げれば、さまざまなトラブルを感じることなくお口の健康維持ができ、生涯ご自身の歯で食事や会話を楽しむことができるのです。予防の基本は毎日の歯みがき。それはお口の中の汚れをしっかり落とせば、虫歯も歯周病も防げるからです。しかしセルフケアだけでは、なかなか汚れを落としきれません。歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝の汚れを残してしまうとそこから病気を発症してしまうのです。そこで加えていただきたいのが歯科医院での定期的なメインテナンスです。
予防歯科治療
歯医者に通うのは、歯が痛み出してから――
おそらく、そんな方が多いのではないでしょうか?しかし、虫歯は痛み出した時点でかなり進行していることが多く、治療のためには歯を削る必要が出てくるのです。治療のために歯を削ることも、歯にとってはダメージとなります。虫歯や歯周病に対してもっとも効果的なのは、症状が出てからの治療ではなく、「予防」です。歯科先進国である欧米諸国では、この予防歯科の考え方が一般にも浸透しています。そして日本でも、この流れを受けて「予防」が身近なものになりつつあるのです。今までの「治療は痛み出してから」という考えをなくし、健康な歯をいつまでも保つため、予防を始めましょう!

虫歯や歯周病を予防するために大切なのは、毎日のケアをしっかり行うことです。ただし、個人でできることには限界がありますので、歯科医院で定期的に指導や治療を受けるべきでしょう。予防歯科で行う治療は以下の通りです。
TBI
TBI
歯は年齢や性別、そして個人によって形状がまったく異なります。つまり、個人に合わせたブラッシングをしなければ正しいケアはできないのです。TBITeeth Blushing Instruction)は、患者様個人に合わせたブラッシング指導。的確にプラークを除去できる正しい方法を学びましょう。
PMTC
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning)とは、「専門家による専用機材を使用した歯のクリーニング」を指します。ブラッシングでは除去しきれないプラークや歯石・着色(ステイン)を、様々な機材を用いて完全に除去し、フッ素でコーティングします。これによって虫歯や歯周病の原因は除去され、歯ぐきの腫れや痛みを改善できるのです。

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